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- 1F Cambrian period
- Orygmaspis spinula
Orygmaspis spinula
マッケイ (McKay group) 産出のオリグマスピス・スピヌラ (Orygmaspis spinula) と思われる標本です。
マッケイの種々のオリグマスピスのうち、個人的には、本種はオリグマスピス・マッケラリ (Orygmaspis mckellari) と、かなり見分けづらいと思っています。ただ、マッケラリと比較すると、スピヌラでは、胸部の横幅が幾分スリムでその外縁は直線的、さらに胸部の棘の湾曲も弱く、直線的であるように思います。
本種は元々、Orygmaspis sp.として入手しましたが、いくつかの特徴から暫定スピヌラと考えております。
Trilobites
2023/08/01 - 編集済み図鑑と比較したり、第一印象ではmckellariかなと私も感じました。図鑑255pのFig.2と同じように見えますが、new speciesの記述のあるページなので、これから確定する種なのかもしれませんね。
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trilobite.person (orm)
2023/08/02難しいですよね。やっぱりその内、思い直して、マッケラリに変更するかもしれません。
ちょっと前までebayで出ていたスピヌラとこの標本を比較すると、やはり形態が少々違う気がして、悩ましいところです。
仰るように未定種の可能性もありますね。
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ktr
2023/08/06 - 編集済み個人的にはこちらのほうが好みの形です。
三葉虫において直線というのは魅力的ですね。
反自然的というか、ロボット的というか、そんな感じを受けます。
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trilobite.person (orm)
2023/08/06三葉虫の形態的魅力の一つは、おおよそ生物らしからぬ、良い意味で作り物のような種がいることだなとも、最近改めて思いますね。
そういう点でも、直線という要素を持つ種に惹かれるのかもしれません。