Ditomopyge scitula

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長い石炭紀も後期になると、このDitomopygeのような特徴の乏しい種類しか生き残っていません。テキサス州から産出するこの種類は、多くが防御姿勢をとっている個体が多く、埋まる際に咄嗟にダンゴムシのように丸まったのでしょうが、生き残れなく化石となったのかもしれません。この地の三葉虫はノジュール中から見つかる様で、細部の保存が比較的良好に残される傾向があります。

2023/2標本を入れ替えました。

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    tatsutoy

    2023/02/25 - 編集済み

    北米ではPennsylvanian時代のもっともポピュラーな種で、アパラチア盆地、テキサス州、ユタ州、ニューメキシコ州で採取される、と記載される三葉虫ですが、全然目にする事がないです。ましてや、防御態勢でない伸びた標本は珍しいです。この種の直系の子孫である、ペルム紀のDitomopyge decurtata Gheyselinckとは素人目には違いがわからず、三葉虫の進化は終焉を迎えていたのだろうと想像します。https://nmgs.nmt.edu/publications/guidebooks/downloads/55/55_p0326_p0334.pdf
    タイポがあったので修正しました。

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      Trilobites

      2023/02/25

      何時も資料ありがとうございます。mixi時代に公開していたNew Mexico産のまとまったコレクションも、そろそろ再upしようかなと思っていた所でした。

      三葉虫の歴史において、1/3を占める1億年間、進化していませんでしたが、これは現代の生きた化石から紐解くと、やはり三葉虫は、この時代に他の優勢な生物との生存競争に負けて、特定の環境だけに順化していたんだと思います。三葉虫が防御系以外に他の生物に対抗する手段を持てていたら、古生代を乗り切って今に続いていたかもしれません。結果論からみる進化は、色々考えさせます。

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    trilobite.person (orm)

    2023/02/26 - 編集済み

    何処かで見た記憶のある標本だなと感じましたが、確か元ktrさん所有の標本でしたね。
    珍しく伸びてますし、質感が良いので生きているかような生々しさがあって、改めて見ても良い標本だなと思います。

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      Trilobites

      2023/02/26

      元ktrさんのコレクションです。購入の指針8条に抵触するため放出されてしまいましたが、石炭紀好きとして散逸を阻止すべく購入しました。大きさと言い、質感と言いロシア産に劣る事は無く、この標本は私の所有していた標本なんて足元にも及ばない良質な標本だと思います。

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