Gondwanaspis mrirtensis

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ゴンドワナスピスはデボン紀に発生したオドントプルーラ目の中では新しい種です。この種はコネプルシア、レオナスピス、ケトネラスピスといった親類が滅んだ後も生き残り続け、デボン紀最末期の大量絶滅(Kellwasser Events)まで命を繋ぎました。

オドントプルーラ的特徴も持ちながら、ゴツゴツした体表や横向きについた眼など他と一線を画す異質な姿をしていますが、ゴンドワナスピスはウーパールーパーと同じ幼体成熟の例であり、幼生時の外見的特徴を強く残したまま成体となっていたようで、この説明は納得するものがあります。

また学名はかつて存在したゴンドワナ大陸に由来します。私にとってラテン語の学名というのは、具体的なイメージとリンクさせるのが難しいものなのですが、この名前は分かりやすくも格好良く、この三葉虫にぴったりだなといつも思うのです。

#三葉虫 #Trilobite #化石

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    Trilobites

    about 15 hours ago - 編集済み

    質感が素晴らしい個体ですね。一時代を築いたOdontopleuraの最終形という事になるのですね。オルドビス紀から続いた長い系統ですが、基本的な姿は大きく変えずに生き延びて来た事になりますね。カリメネなどと同様に完成した姿なんだと思います。

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      xiu_trilobite

      about 15 hours ago

      ありがとうございます!
      ゴンドワナスピスはOdontopleuraの可愛らしくも繊細な雰囲気と頑強な雰囲気を持ち合わせていてまさに最終形ですね。
      この標本は保存状態も姿勢も良いので特に気に入っています。

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