Crotalocephalina secta (Cephalon2)

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岐阜県高山市、奥飛騨温泉郷福地 (旧上宝村) のデボン紀の層より産出する、クロタロセファリナ・セクタ (Crotalocephalina secta) の頭部標本です。ネガポジ揃っております。標本No. 23と同種であります。

この標本のアピールポイントは眼、特に複眼が完全にのこっているという事です。それも本種は、比較的残り易いシゾクローアル型複眼でなく、より細かいホロクローアル型複眼であリます。日本産三葉虫で、このタイプの複眼が綺麗に残っている事には、驚きを禁じ得ません。

もちろん、頭鞍・頭鞍葉の構造やその表面を覆う顆粒も素晴らしくのこっています。観察をしていてワクワクする標本です。

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    Trilobites

    2023/05/27 - 編集済み

    本家ブログでは、複眼拡大が載せて無かったと思いますが、こんな綺麗に残っていたんですね。複眼が認められる本種の標本は初めて見た気がしますが、細部の保存がこれ程良かったのは驚きです。

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    • 自分で見返しても、何故最大の売りの複眼拡大写真を掲載しなかったのか、当時の心境が謎です。

      K氏には、複眼が残っている標本という感じのオファーを頂きましたが、受け取る前は、全体として眼が残っているというニュアンスかと思ってました。譲り受けた後、複眼が一つ一つ残ってるという意味だった事に気づき、ひどく驚いた記憶があります。

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