- tatsutoy Museum
- 2F Ordovician period
- Cybeloides girvanensis
Cybeloides girvanensis
キベレ、と呼ばれる本種は主にロシアから北欧にかけて見つかり、特にロシア産は状態が良くカタツムリの様な目が出た標本を見かけます。柔らかい砂中から目を出し、尾部から生えた棘(1枚目画像右下)で体を安定させた生活をしていたのではないかとされています。
産地のスコットランド西部Girvanは海岸に面した町で、町北側にウイスキー蒸留所があり、逆に町の南側数ヶ所ある湾や内陸に古生代地層があります。ただし、そのいずれもが保全地区指定を受けており、転石のみ採取に留まるため化石を見つけるのは困難だと思います。加えて、三葉虫化石が良く取れた大元のサイトは既に枯渇している模様です。
Trilobites
2021/06/28 - 編集済みGirvanは保護されていて、もう採取できないと聞いた事がありますが、歴史的な産地なので仕方ないですね。それにしても、この標本は頭部を始め細部の保存が素晴らしいですね。多分割ったままの状態と思いますが、これほど状態の良い標本は、見た事が無いレベルでした。
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tatsutoy
2021/06/29Girvanが産地と聞くと、表面がぼろぼろした化石を思いつきますが、この標本はやや硬質で、それが幸いしたのか綺麗に分離していますね。現地案内サイトを見ると、ハンマー禁止の上に、見かけるのは筆石で、三葉虫は見当たりそうにないですね。
https://ukfossils.co.uk/2008/01/01/girvan-shalloch/
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Trilobites
2021/06/29現在の産地情報のサイトありがとうございます。ざっと見る限り期待出来ない状況と理解しました。保護も重要ですが、自然消滅する化石も多いでしょうから、複雑ですね。
trilobite.person (orm)
2021/07/02派手ではないですが、Givanのシックな色合いの化石は私好みで、一時期集中的に探していましたが(今も探していますが)、こんな綺麗な状態のCybeloidesはついぞ見かけませんでした。頬部の顆粒や頭鞍の立体的な細部が観察できる、とてもいい標本ですね。
tatsutoy
2021/07/02私の手持ちのGirvan産標本で保存状態が良いのはこれ一点です。引き続き、もう少し同産地の三葉虫を掲載してみます。あと、trilobite.personさんのGirvan産への思いを綴ったブログ拝読しました。素晴らしいですね。
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