- tatsutoy Museum
- 2F Ordovician period
- Sphaerocoryphe maquoketensis
Sphaerocoryphe maquoketensis
頭部部分化石です。見た目は「ダイフォン」と呼ばれる、頭がボール状で、胴体部が魚の骨の様な、大変珍しい三葉虫なのですが、2010年の系統発生分析によると、本標本は普通のスファエロコリフェの仲間との事でした。
アメリカアイオワ州を含むUpper Mississippi Valley and Western Superior Basinと呼ばれる、古生代の地層(ウィスコンシン州、ミネソタ州、アイオワ州)は、イソテルス、セラウルス、エンクリヌルス、リカスなど、バラエティに富んだ三葉虫化石を産出するのですが、実際の標本を見ることは少ないです。
Trilobites
2022/08/08 - 編集済みコレクター憧れのSphaerocorypheは、数が本当に少ないですからね。私もオクラホマ産の頭部だけの標本を所有していますが、過去から含め4体ほどしか発見されていないとか言われました。
系統発生分析(2010)というのは、気になるのですが、どんな情報でしょうか?
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tatsutoy
2022/08/09部分化石で構わないから本物のボール頭のダイフォンを入手してみたいですね。
元資料です。
PHYLOGENETIC AND BIOGEOGRAPHIC ANALYSIS OF DEIPHONINE TRICURTIS R. CONGREVE AND BRUCE S. LIEBERMANLOBITES, J. Paleont., 84(1), 2010, pp. 128–136
https://www.academia.edu/3794375/Phylogenetic_and_Biogeographic_Analysis_of_Deiphonine_Trilobites
ダイフォンとスファエロコリフェの系統発生を分析した資料です。良く似たボール頭の三葉虫ですが、微妙に生息していた地域や時代が異なっている模様です。
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