Acanthopyge haueri

0

チェコ産の異なる個体の頭部および尾部の部分化石です。もし、モロッコ産の完全体標本であれば大変貴重な種類の三葉虫化石になります。また、かつてはLichas haueriやEuarges haueriと呼ばれ、リカスの代表種です。
採取された地層について調べてみると、ベロウン近郊のKoněprusyはデボン紀中期アイフェリアン期Choteč層からファコプス、ハルぺス、ティサノペルティスなど40種類近く見つかり、モロッコデボン紀の地層に極めて近似する環境であったと伺えます。

Default
  • File

    Trilobites

    2022/06/28 - 編集済み

    本家のA.haueriですね。先月位にeBayでチェコの出品者が数点だしてましたが、部分化石でも貴重な標本ですね。モロッコ産が有名過ぎますが、いくら待っても新たな産出が無い幻種になってますね。

    返信する
    • File

      tatsutoy

      2022/06/29

      ボヘミアにはAcanthopyge Limestoneと呼ばれる地層もあるほど、この種はデボン紀を象徴する三葉虫なのでしょう。
      モロッコ産のAcanthopyge、入手してみたいですが新規産出はまったくない模様で、コレクターの放出時しかお目にかかれそうにないですね。完全体を所有されている方はすごいなぁと思います。

      返信する