- tatsutoy Museum
- 3F Silurian period
- Radnoria bretti
Radnoria bretti
こちらもNew York, Rochester Shaleからです。この地層で一番多く産出されるのは尻尾のあるDalmanitesです。また人気のArctinurusも産出され、NYはシルル紀三葉虫代表の地です。その中で、地味な種類がこちらRadnoriaです。公表日付が2005年となっているので、発見後、長い間放置されていたのでしょうか。産出する数が少ない事が幸いし、更に研究が新しいため、NYのシルル紀海底の地形を算出するのに利用された様子です。詳しくはわからないのですが、示準化石である三葉虫は地質研究に貢献しているのでしょう。
Trilobites
2021/06/12本種は、まだ閉鎖される前でも滅多に見かけませんでしたからね。それ程種類が多くもないRochester Shaleでも人気種のArctinurusより数は少なかった印象があります。
tatsutoy
2021/06/12論文を斜め読みしました。この地域のBumastus生物相でRadnoriaは三葉虫構成比5-10%で、Arctinurus生物相では5%以下とRadnoriaは低頻度でしか見つからないみたいです。もっとも、更に希少種のDicranopeltis nereusに至っては、Bumasutus生物相では5%以下。Arctinurus生物相に至っては0%。そりゃあ、ディクラノペルティスの完全体標本なんて見つからないはずです。同じNY州のRochester地層でも海水準変動により、異なる三葉虫の生物相があるのですね。難しいです。
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