Kaskia chesterensis

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ローカルな三葉虫、カスキア・チェステレンシス (Kaskia chesterensis) 。アラバマ州のバンガー塁層 (Bangor formation) という、少々マニアックな場所で産出し、比較的市場に出回る機会の少ない石炭紀の種です。
石炭紀の三葉虫らしく、特徴の少ない楕円形のシンプルな形をしています。

アラバマ州の他、ミシシッピー州やペンシルバニア州など、アメリカ東部エリアの割と広い範囲で見つかるようで、その大人しい見た目に反して、意外に分布域の広い種であったようです。
この標本は漂白されたような白色ですが、巷の標本を見ると褐色〜黒色の色合いが多い気がします。

本標本は頬部が失われてしまっていますが、不完全ながら全体が揃っており、尾部だけの部分化石が多い本種においては貴重です。
元々、右頬部が残っていましたが、残念ながら輸送中に失われてしまいました。最初の写真は輸送前のものです。

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  • とびうさぎ
    > ORMさん 
    尾部だけでも貴重な産地ですが、これ程の標本は見たことないですね。飛んでしまった部分が結構大事ですが、梱包の隅々までもう一度確認された方が良いですね。
    ORM
    > とびうさぎさん 
    結構探しまわってみたのですが、欠片に成った砂があるだけで輸送過程で粉々になってしまったようです。本当に残念です、、。ちなみに、1枚後の写真が頬棘がついていた元の写真です。
    削除 2017年12月23日 20:57

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