- tatsutoy Museum
- 2F Ordovician period
- Bienvillia shinetonensis
Bienvillia shinetonensis
マッチ・ウェンロック近郊Sheinton層産出(深い海の底)なので、他の種同様、目が退化した三葉虫です。また当標本は後期発育期(miraspis7)の可能性があるとの事です。とはいえ、あまり産出しないOlenidに属する種のため成体と幼体の区別がつかず、私には入手時の解説が良くわかりませんでした。
マッチ・ウェンロック近郊Sheinton層産出(深い海の底)なので、他の種同様、目が退化した三葉虫です。また当標本は後期発育期(miraspis7)の可能性があるとの事です。とはいえ、あまり産出しないOlenidに属する種のため成体と幼体の区別がつかず、私には入手時の解説が良くわかりませんでした。
Trilobites
2021/07/26 - 編集済み「Trilobites of the British Isles」Fig.151の標本もmiraspis9とのことで、地味な種類の5mmに満たない個体の成長過程の詳細が確定されていて、改めて驚きます。私は、本種の名前も知らず、気に留めめても無かったのですが、地味すぎて市場にも滅多に登場しませんので、所有されているコレクターは日本に他にいないレベルなんでしょうね。
tatsutoy
2021/07/26本当ですね。ケネディ氏の本の標本もmiraspis、成長期の標本と表示がありますね。なぜこの様な成長過程が細かく記されているのかを想像すると、この産地、西イングランド、シュロップシア産オルドビス紀三葉虫を用いてサー・ジェイムズ・スタッブルフィールドが、1926年に三葉虫の成長に関する研究を行ったからだと思います。最終的に論文に用いられたのはシュマルディアという体節が6つしかない極小の三葉虫ですが、想像するに、研究過程でこの種類の成長も調べていたのかもしれません。
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