Odontochile cristata

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同一個体でないと思われる部分化石です。尾部のサイズが極めて大きく、Barrande博士のチェコの図版を思い起こさせる標本です。ダルマニテスと言われる三葉虫は古くから研究されていた事もあり、種名の細分化、変更があり、専門家でも詳細な鑑別は難しいとされます。ちなみに、先述の図版では、Dalmanites cristataと記述されていました。ダルマニテスは泥状の海底で有機物や微生物を食べていた生活をしていたと考えられています。

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    Trilobites

    2021/06/28 - 編集済み

    モロッコの15㎝くらいあるZlichovaspisが子供に見えるほど、恐ろしく大きなダルマニテスですね。完全体出なくても驚きの存在が想像できます。産出する他の種類はモロッコなどと大きさ的には変わらないイメージでしたので、この種類だけ特殊で巨大化したのか気になります。

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      tatsutoy

      2021/06/29

      産地全体の傾向でサイズが大きいのであれば納得できますが、特定の種類だけがサイズ違いであればその理由が気になります。Cheirurus gibbusページの4枚目画像にも、ダルマニテスらしき尾部の破片が写っていますが、こちらもそこそこ大きいサイズに見えます。

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