日本に於ける、「百貨店をつくった男」日比 翁助

0

三越は1673(延宝元)年、三井越後屋として創業。

明治になり暖簾紋を「丸越」紋とし、三井呉服店に改めた。
この書体は7・5・3と言われるㇵネが特徴である。

1898(明治31)年、のちに「百貨店をつくった男」と言われる日比 翁助が入店。
座売りを陳列販売に変える。
1904(明治37)年、株式会社三越呉服店初代専務に就任、
「デパートメントストァ宣言」をだした。

これが日本の百貨店の始まりと言われる。
松坂屋、白木屋などが次々と陳列販売に切り替え、百貨店という業態が定着していく。

1906(明治39)年、日比は海外視察を行い、ロンドンのハロッズ百貨店の経営に強い刺激を受けた。

1914(大正3)年 日本橋にルネッサンス様式の新店舗を建設。
「今日は帝劇、明日は三越」というキャッチコピーも相まって「粋でお洒落な百貨店」と、人気が一層高まった。

三越のもう一つのシンボルに、入口のライオン像がある。
日比が欧米を視察した折にイギリスで発注したもので、
ロンドンのトラファルガー広場にあるネルソン記念塔の獅子像がモデルと言われる。
(村中憲二 著「暖簾の紋章」を参照しました)

散歩?で通りがかった三越のフロントに、暖簾が懸っていて、
「デパートメントストァ宣言120周年」とのPOPがある。

「へェ~ そうなんだ・・・」と記録や記憶を辿った次第です。

Default
  • File

    sat-2019

    2025/02/09 - 編集済み

    七五三のハネは、確か大丸でも、丸に「大」の紋章に取り入れられていましたね。

    返信する
    • Default

      asanoirodori

      2025/02/09

      sat-2019さま。

      コメントありがとうございます。
      仰る通り 往時、
      店名やマークの筆文字などに、
      見栄えやゲン担ぎの意味もあり、ㇵネを、7・5・3でまとめたようですね。

      これからも宜しくおつきあい願います。

      返信する