フリーダ・カーロの日記 新たなまなざし
「フリーダ・カーロの日記」はフリーダ・カーロの短い人生の晩年期の36~7歳の頃に始まり、没年(1954年)の47歳までの人生最後の10年間に綴られた日記だ。
2023年 堀尾 真紀子 他解説 富山房刊
洗礼用の二つの名前をもつ
マグダレーナ=カルメン=フリーダ・カーロ=イ・カルデロンは、
メキシコ革命(1910-17)が勃発する3年前の1907年に、メキシコ市郊外のコヨアカンに生まれた。
メキシコの魅力に惹きつけられ、ドイツから移住してきたハンガリー系ユダヤ人で写真家の父ギジェルモ・カーロと、スペイン人とインディオの混血で信心深い母マティルデ・カルデロンの3女として生まれた。
フリーダはドイツ語で「平和(フリーデ)」の意。
メキシコの現代絵画を代表する画家、民族芸術の第一人者。