Wilma “Pornography Lies”

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Wilmaって知ってる人いないだろうなぁ。何で、私がこのシングルを持っているかと言うと、1980年代には私はSubterranean Recordsであれは、何でも買っていた時期があるんです。恐らく、その時に100円位で購入していたと思います。その時も、正体は分かりませんでしたので、ちょっと調べてみたのですが、1981年3月にデビューして、1982年8月に最後のライブをやつていること位しか分かりませんでした。ただし、メンバーは、Yvette Dasaltewerk (G, B, Vo), K.D. Davis (B, Vo), Louise Diedrich (Synth, Vln, Drum Machine, Vo)がコアメンバーで、本作品では、ゲストにDave Scheff (Drs [B2])とTom Mallon (Cow [B1]が参加していることだけは分かりました(すまん!)。それでは、取り敢えず、各曲について紹介していきましょう。

★A “Pornography Lies”は、ややスローテンポの曲で、割と自由に弾いているGと一定のリフを弾くBに単調なドラムマシンと憑き物の呪文のように歌う女性Voから成る曲で、時々Vlnやコーラスワークも出てきますが、最後にGもBも崩れていきます。
★B1 “Alexander Haig”は、シンセのパルス音と一定のリフのBに、それに合わせたGのリフとエフェクトをかけまくったGとシンセが暴れ回る曲で、ドラムレスかつインスト曲です。
★B2 “Fast Fascist”は、ハードコアっぽいハイ・テンポのDrsにBとGが一丸となって突き進む曲で、複数の女性Voが喚きまくりますが、Gには歪み系エフェクトは使われていません。

 同じフィーメール・バンドでも、The RaincoatsやThe Slitsなどの英国バンドとは違って、米国のこの時期のフェミニスト・バンド(歌詞もかなりポリティカルでストレート)は、もっとなんて言うか音もそうですが、「はみ出して」いますね。細かい主張は分からないですが、、、。ただ、Subterranean Recordsにそう言うバンドが集まっていたのかもしれませんが、米国フェミニズムの独特のノリを感じることができます。また、B1のタイトルもレーガン時代の米国軍出身の大統領第一秘書の名前のようですし。そこら辺に興味のある方や女性バンド好きの方にはお勧めします!また、その後もWilmaは、1985年にセルフタイトルのLPも出していますので、そちらの方がより分かり易いかもしれませんね。

A “Pornography Lies”
https://youtu.be/BWby2bbUm3o?si=u_g_FPDUZxM0n4RD

B1 “Alexander Haig”
https://youtu.be/4a9wiUbTy9c?si=JAn0wAJ1Ubn7_Wql

B2 “Fast Fascist”
https://youtu.be/-pmV3YRyx1o?si=N-m7cojn4fS8caTu

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