ベートーヴェン / ディアベリのワルツ主題による変奏曲 OP.120 スヴャトスラフ・リヒテル

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ベートーヴェン/ディアベリのワルツ主題による変奏曲OP.120

ピアノ:スビャトスラフ・リヒテル 1986年6月17日アムステルダム・コンセルトヘボウにおけるライヴ・レコーディング

テーマ:ヴィヴァーチェ
第1変奏  アラマルチア マエストーソ
第2変奏  ポコ アレグロ
第3変奏  リステッソ テンポ
第4変奏   ウン ポコ ピゥ ヴィヴァーチェ
第5変奏  アレグロ ヴィヴァーチェ
第6変奏  アレグロ マ ノン トロッポ エ セリオーソ
第7変奏  ウン ポコ ピゥ アレグロ
第8変奏  ポコ ヴィヴァーチェ
第9変奏  アレグロ ペザンテ エ リソルート
第10変奏 プレスト
第11変奏 アレグレット
第12変奏 ウン ポコ ピゥ モート
第13変奏 ヴィヴァーチェ
第14変奏 グラーヴェ マエストーソ
第15変奏 プレスト スケルツアンド
第16変奏 アレグロ 
第17変奏 アレグロ(CDではこの記述の印刷が落ちている。)
第18変奏 ポコ モデラート
第19変奏 プレスト 

第20変奏 アンダンテ
第21変奏 アレグロ コン ブリオ メノ アレグロ
第22変奏 アレグロ モルト
     (モーツァルト『昼も夜も労苦』ー歌劇ドンジョバンニ」のアリアによる)

第23変奏 アレグロ アッサイ
第24変奏 フゲッタ:アンダンテ
第25変奏 アレグロ
第26変奏 ピアセヴォーレ(楽しい)(このCDでは変奏も表記が欠落している。)
第27変奏 ヴィヴァーチェ
第28変奏 アレグロ
第29変奏 アダージオ マ ノン トロッポ
第30変奏 アンダンテ センプリー カンタービレ
第31変奏 ラルゴ:モルト エスプレッシ―ヴォ
第32変奏 フーガ:アレグロ
第33変奏 テンポ ディ メヌエット モデラート(aber nicht schleppend=(独)でも、遅くなく)

大家の演奏だけど、どう努力したってこの最初のテーマを魅力的に聴かせることは出来ないよなァ。
第20変奏以降の変奏は後期のベートーヴェンが聞えなくなった耳の力を借りず、自分の裡にある音の重さや色や広がりをもう一度鍵盤に載せる厳しい作業を貫徹した後期の彼のすそ野のない突然の孤峰を観ているような作品です。
第30の歌から第32番までの音楽へのアプローチはピアニストの腕の見せ所でしょうね。

リヒテルの演奏もYouTube で拾えますが、前回のブレンデルでその部分だけ取り出す難しさに諦めました。全曲です。

https://youtu.be/dokkniOwSlQ?si=R8DOUee7AoR0Iuda

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