Dubhglasina yunnanensis

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中国雲南省保山市のハルペスです。

尾部は欠損していますが、土質が脆く保存状態の良さが期待できない産地のため、このように頭部だけであってもディテールが保存されている標本は貴重と思います。

カンブリア紀のPalaeoharpesや同じオルドビス紀のHarpidesと共通したはっきりとした眼嶺(eye ridge)を持ちますが、これはシルル紀やデボン紀の後の時代のハルペスではあまり見られない古い時代の特徴のように思います。

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    Trilobites

    about 21 hours ago - 編集済み

    眼嶺がモロッコのHarpidesと同じですね。ここまで奇麗に温存されている標本は少ないです。

    独特の脆い岩質なのですが、細部の保存は実は良い産地だと思います。しかし、脆すぎて完全体が得にくかったり、上手くクリーニングできなかったり、保管でも風化していきそうで、取り扱いも棘々物とは違った気配りが必要ですよね。

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      xiu_trilobite

      about 16 hours ago - 編集済み

      仰る通りでクリーニング後の状態だけでは本来の保存の良し悪しを語ることはできませんね。Baoshanの標本は石と言うより土の塊のようなので、長期間保管しているとどうなってしまうのか確かに心配なところです。

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