- Shimomotoyama3 Museum
- 5F 自然史(鉱物・化石標本)
- Asaphus (Neoasaphus) kowalewskii
Asaphus (Neoasaphus) kowalewskii
【推定年代】
古生代オルドビス紀中期(約4億6000万年前)
【産地など】
ロシア連邦サンクトペテルブルク
【解説】
言わずと知れた有名種の三葉虫。今更私が解説するまでもないが、多くの陸棲貝類の様に飛び出した目が特徴的なアサフス目の代表と言える種である。
捕食者から逃れるため泥の中に潜って目だけを出していた生態だったと考えられており、現生生物でも似たような行動をとるものは居るが、その理由でここまで眼軸を発達させた節足動物は地球史上本種だけではないだろうか。
初めて手に入れた三葉虫。
以前から存在は知っていたが、ミューゼオの他一級三葉虫コレクターを見ていたら、私も手に入れてみたくなり現在に至った。
面白い三葉虫だが、やはり飛び出した目の破損が怖い。
ロシア産三葉虫は複眼が残りにくいらしく、次は複眼が残った三葉虫を手に入れたい等と考えている。