メガロドンの歯化石(国産)

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【推定年代】
新生代新第三紀中新世〜鮮新世(約2500〜400万年前)
【産地など】
宮城県

【解説】
宮城県産メガロドン(Otodus megalodon,ムカシオオホホジロザメ) の歯化石。
画像1〜7枚目の大きめでセレーションの保存が良い青白い歯は、歯冠部だけの部分化石で、最大長75mm重量40.2g。
画像7〜8枚目の褐色のものは歯頸帯と呼ばれる部分と歯根の化石で、少しだけ歯冠のエナメル質も残っている。重量17.9g。
いずれも別個体のもの。

既に紹介しているUSA産メガロドン歯化石と比較しても、形状及び歯冠のエナメル質やセレーション他の形態が殆ど同じである。

このように国内でもメガロドンの歯化石は見つかり、特に宮城県は有名な産地があった。
メガロドンの存在を知らない昔の人はこれを「天狗の爪」と呼び、畏れていたという。
似たような事例として、江戸時代の人々が縄文時代の磨製石斧や石棒を偶然発見した際、これを「雷斧」と呼び、雷神の落とし物だと考えていた記録がある。

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