Asaphus expansus

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Asaphus の模式種がこれだ。
いまではこれに亜種が三つ見つかっているらしい。
私の手に入れたのがそのうちのどれに当るのか、それはまだ調べてみない。

この標本は見るたびに色合や質感が違っているようで、石そのものが季節の影響を受けて変化するのか、それとも光の種類や当り方でそう見えるのか、たんに私の目が頼りないのか、よくわからない。

Asaphus の仲間はどれも同じように見えるが、細かく見ていけば際限なく差異が見出される。
私としてはロシアの Asaphus の標本はこれと A. kowalewskii だけにとどめて、他の細かい差異は図鑑で楽しもうと思っている。

サイズ:68㎜

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    Trilobites

    2023/03/28 - 編集済み

    ivantsov,2003の論文を持っていないので、3亜種の違いが良く分かってませんが、念のため3亜種とされる標本は、抑えてはいましたので、また機会を見て掲載はしようと思っていますが、先に論文を入手しないとダメですね。

    近くLabにてロシア産アサフスの系統図を準備しようと思って作成中でした。

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      ktr

      2023/03/29

      3亜種お持ちとは驚きました。
      1種で満足している自分が情けないですね。
      論文のご紹介をありがとうございます。
      ネットにあったので見てみました。
      私のはほぼ間違いなく A.e.robustus です。
      アサフス系統図作製中とのこと、これは楽しみすぎますね。
      よろしくお願いいたします。

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    trilobite.person (orm)

    2023/03/31 - 編集済み

    私もネットに転がっている論文をチラッと見てみたのですが、A.e. robustusのDiagnosisやComparisonの項を見るに、他の2亜種との区別は、たとえば頭部・頭鞍の凹凸や溝が明瞭であることなどで分類できるという感じなのでしょうか。
    このあたりの鑑別は、ロシアンアサフスを見慣れていない私には、非常に難しいと感じてしまいますね。

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      ktr

      2023/04/01

      おっしゃるように微妙な差異で、ここまでして区別する必要があるかどうかは、論文をちゃんと読まないとわからないですね。
      もしこの区別が正当なものだとすると、A. expansus には4つの種類があることになりますが、スウェーデンの模式種(A. expansus expansus)と同じものがはたしてロシアで産出するのか、という疑問が出てきます。

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