Sprung Aus Den Wolken “The Story of Electricity”

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また発掘しました。独逸のベテランNDW(Neue Deutsche Welle)直系のSprung Aus Den Wolken (以下SADWと記載)の登場です。これの前の作品、12㌅EP”Pas Attendre / Que Pa”が1985年なので、実に3年振りの作品になります。SADWについては前回紹介した時のバイオグラフィーを参考にしてください。
今回のメンバーは、Kiddy Citny, PrimaことPeter Prima, VoovことChristian Graupnerで、全面的にAlexander Hackeもヘルプで参加しています。音は格段にクリアになり、録音技術の良い場で録音したんだなあと感慨深いです。が、そこはそこ、流石、SADWらしいタイトなハンマービートに乗せて、打楽器やシーケンサーや変調Voが乗ると言う構造は今までと同様ですが、ギターは中期Die Kruppsのような機械的はリフを刻んでいます(多分、サンプリングした音ではないかな?)。まあ、ここら辺は好き嫌いが分かれますが、このある種洗練されたSADWも受け入れるか?以前のようなローファイにしてスカスカなアナログ音源のSADWだけを受け入れるのか?まあ、好みですね。私はどっちも好きですが(しかしながら、音の感じは別バンドのようです)。それから、B面(Father Sideと表記されている)1曲目は”Itch I-Ni-San-Shi“だし、B面3”Be Quiet!”ではモロ日本語の台詞が使われています。ここら辺は、独逸と日本の文化的親和性を強く感じますね。それと、NDWの多くのバンドが放っている独特のユーモアも、しっかり受け継いでいますので、聴きながら、ニヤッとして下さい。
とまあ、SADWは初期でも中期でも健在であったのが、証明されましたね。NDWがどのように絶頂から一度落ちて、そこから更に立ち上がってきたかのドキュメントの意味もありますね。なので、旧作と聴き比べるのも一興ですね。

“L .I. O. N.”
https://youtu.be/RvUJ_mVnqj4

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