Big Black “Atomizer”

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実は私、Big Black大好きなんですよ。特にこの辺りのアルバム(CDですが)は集めました。先ず、曲名見た時の何とも言えない「ヤバさ」と実際に聴いてみたトリオのアンサンブル、完璧です!まあ、この頃のヤバさについて、現在のSteve Albiniは「若気のの至りだった」と今になって反省してるようですが。試しにこのパンドの後進であるRapemanやShellacも聴いてみましたが、何れも物足りないかったですね。その前に、少しバイオグラフィーを。Big Blackは、イリノイ州で結成されて、1981年〜1987年に活動していたjunk系(あるいはNoise Punk系)のロック・トリオで、Steve Albini (G,Vo)が、Naked RaygunからSantiago Durango (G)とJeff Pezzati (B)を引き抜いて結成されました。後にJeffの代わりにDave Riley (B) が加入しています。そもそも、パンク・ロックが好きだったSteveは、大学生時代にレコードを作ろうとして、ドラムマシンTR-606を購入し、自宅でG, B, Voを新たに購入した4チャンネルMTRで録音してました。それで出来た作品”Lungs” EPとなります。この頃にBig Black(そのバンド名は大きなものとか黒いものは子供は怖がるからとされています)と言うパンド名を思い付いていたようです。1983年になると、Steveは大好きだったNaked RaygunからVoのJeffを引き寄せ、ベースを弾いてもらうことに。更に同パンドからギターのSantiagoも誘い、Big Blackのラインナップが決定されます。その後、シカゴ以外の都市にもツアーを行い、人気を博します。しかしなから、Steveの歌詞(殺人、強姦、幼児愛、放火、人種差別、女性差別といった社会のタブーとされる事象を積極的に扱っている)がしばしば問題になりました。これは何となく私にも分かります。また、彼等は商業的レーベルやブッキングマネージャーやローディなどを相手にせず,出来ることは何でも自分達でやっています。なので、人気があっても大手レーベルとはサインしていません。ここら辺は潔いですね。そうしている内に、彼等のファーストフルアルバム”Atomizer”を1986年にリリース。配給はHomestead Recordsに任せていました。ギターサウンドはより金属質にキリキリと、最早、ギターとベースは電流を通した有刺鉄線のようなノイズ発生器になり,マシン・ビートを合わせていましたし、歌詞もより過激になっていました。そして、1987年にセカンドスタジオアルバム”Songs About Fucking”をリリース、加えて、”Sound of Impact”(1986年)と”Pigpile”(解散後の1992年)と言うライブアルバムもリリースしております。Big Black解散後、皆さんも知っての通り、Steveはレコーディング・エンジニアとして働いています。
それで、本作品ですが、兎に角,歌詞がヤバいです。またBig Black特有のギター・アンサンブルはいつ聴いても凄いですね。私もこれを聴いて、Spot On Pantiesをやろうと思いましたから。まあ、それは兎も角、ヤバい音楽に触れたかったなら、このアルバムを聴いてみて下さい。

A1 “Jordan, Minnesota” (3:23)
A2 “Passing Complexion” (3:08)
A3 “Big Money” (2:32)
A4 “Kerosene” (6:08)
A5 “Bad Houses” (1:12)
B1 “Fists Of Love” (4:24)
B2 “Stinking Drunk” (3:30)
B3 “Bazooka Joe” (4:46)
B4 “Strange Things” (3:55)
B5 “Cables (Live)” (3:13)

https://youtu.be/03cDvRl3edo?si=X2QhCPKv-XPAGcJj

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_maatX5f_ku7sMxz5Xa9r8dfi6ZfO39zBw&si=zEUPM_ghHAwnHZvd

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