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- Dvořák - Chamber Works ルービンシュタインとガルネリSQ
Dvořák - Chamber Works ルービンシュタインとガルネリSQ
ドヴォルザーク/ピアノ五重奏曲イ長調op.81
1.アレグロ マ ノン タント
2.ドゥムカ:アンダンテ コン モート
3.スケルツォ(フューリアント):モルト ヴィヴァーチェ
4.フィナーレ:アレグロ
https://youtu.be/zzqkr1febAo?si=mqtOEFKqHEob4QLF
ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第12番ヘ長調op.96『アメリカ』
1.アレグロ マ ノン トロッポ
2.レント
3.モルト ヴィヴァーチェ
4.フィナーレ:ヴィヴァーチェ マ ノン トロッポ
pf:アルトゥール ルービンシュタイン
st4:ガルネリ弦楽四重奏団
もう、40年以上も前の思い出になるけれど、司法浪人を続けていた頃
アルトゥール・ルービンシュタインが亡くなったと、NHKがテレビで訃報を伝えていた。
ボクは行きつけのトンカツ屋のカウンターで、そこのマスターとだべりながらお弟子さんがフライパンでキャベツの大きい葉っぱを使ってオムレツの練習をするのを見ていた。
トンカツ屋の2階には「ル・アーブル」(港や=トンカツ屋の屋号と同じ)というマスターが併営する小さな洋食屋があって、そのお弟子さんはどちらでもいけるように、暇さえあればフライパンの熱でしんなりしたキャベツをフライパンの中で器用に操り、卵のようにクルッ、クルッと巻き込んでいた。
突飛な関連だけれど、ボクはそのニュースを聞くまで、
ドヴォルザークのピアノ五重奏曲を久しく聴いていなかった。
思い出したことはあった。
たしか友人と観に行った「エクソシスト3」の試写会で、主人公の少女がイナゴの群れに中で片手を振り回すシーンで使われていた音楽がどこかで聴いたことのある曲に似ていたので、ずっと思い出せずに引っかかっていて、ある日それがこのピアノ五重奏曲のアンダンテ・コンモートのテーマだと思いついたものだった。
(実際には少ししか似てなかったけどね。でも、あるよね。例えばリムスキー・コルサコフの『シェラザード』の冒頭のメロディと懐かしのグループサウンズ沢田研二がいた『タイガース』の『雨の日曜日』の歌い出しそっくりだと思ったり、ショパンの幻想曲へ短調のテーマが唱歌『雪の降る町を』の歌い出しそっくりだったり、ね。)
で、そのピアノ五重奏曲でとびきり豊かな音色で肉のりの厚いピアノを実に巧妙に弦楽と調和させている粋な演奏を聴かせていたのが、この巨匠だった。弦楽は名器ガリネリウス・ダルジェスで固めた典雅な演奏を聴かせるガルネリSQ。
ボクは彼のビロードのような滑らかで分厚いピアノの音が好きで、ショパンのポロネーズやバラード第1番なんかは彼以外ではあまり聴いたことがない。
ルービンシュタインがアンサンブルが得意だったということを知ったのはこの曲からだった。
彼は、ミスター・スポックと同じ星で生まれたような風貌の19世紀最後のヴィルトゥオーソといわれた、ホロヴィッツにはなかった協調性を持っていた。彼の親和的な雰囲気、遊び人のそつのなさがいい目に出ていたのかもしれない。
このドヴォルザーク円熟期の傑作の楽器用法の妙と湧出する楽想に豊かさは比類がない。特に第2楽章の民族的な薫りが豊に現れたドゥムカは彼が書いた中で、最も美しいドゥムカだと思う。
晩年のルービンシュタインの肩の凝らない自然体がなんとマッチしていることか。
音楽の楽しみです。
今聴いているRCA R25C-1048の発売前には、足立区の区民図書館のLPレコードを借り出し、アパートで聴いたのが最初だった。ジジィは昔のことはよく覚えている。
その図書館には小さな音楽室があってそこにはでっかいタンノイのスピーカーがあってまるでコンサートのような臨場感がある音を聴くことができた。懐かしい。
いい加減長くなったので、同梱の弦楽四重奏曲はLabの方に書くことにした https://muuseo.com/Mineosaurus/diaries/154
とーちゃん
2024/02/11> 図書館の音楽室のスピーカー
素敵な空間ですね。
今でも 設備が残っているのか、
気になります。
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Mineosaurus
2024/02/11もう何十年も前ですからねぇ。自転車で時間かかりましたよ結構。当時CDの貸し出しはにぎわっていましたが、ステレオのコンサートは私一人という時もありました。ブルックナーなんかそこで聴くと凄かった。贅沢な話です。
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