Dactylioceras sp.

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私が最初に手に入れた化石が本種なので、懐かしさもあって購入してみた。
かつて手に入れたものはノジュールを割っただけのもので、母岩に眠るような格好で入っていたが、今回のものは母岩側も掘り出してあって、独立した標本になっている。
あの硬い母岩をよくここまできれいに取り除いたな、と感心するが、最近は機材の進歩がすさまじく、こういうかつてはできなかったような剖出も可能になったんだろう。
そんなわけで、片面は金属光沢をもち、反面は艶消しの質感をもつ、一種アンドロギュノス的な標本に仕上っている。
アンドロギュノスといえば、Androgynoceras という名前のアンモナイトがあって、これも美しいので人気があるが、いったいどうしてこういう名前になったのか、興味がある。

全長:45mm

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    trilobite.person (orm)

    2024/02/16 - 編集済み

    仰っていたダクチリオセラスの標本ですね、ヘソまでちゃんと出てますね。産地からもD. communeあたりでしょうか。半分以上先入観でしょうが、アンモナイトであれ三葉虫であれ、イギリスの化石というのは、なぜか総じてシックな見た目になるような気がします。

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      ktr

      2024/02/16

      そうですね、私はヘソのきゅっと締った標本が好きなんですが、あまり気にしていない人も多そうです。
      イギリス産は、たしかにシックな趣がありますね。
      ちょうと、前に手に入れたクネミドピゲと並べて見ていたところでした。
      英国の代表的なウミユリの Pentacrinites も、似たような質感で惹かれます。

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    Trilobites

    2024/02/18 - 編集済み

    原点の買戻しはいいですね。最初がアンモナイトという事で、ktrさんがアンモナイト系に収集が進んでいたら、どんなコレクションになっていたか気になります。よく箱売りのアンモナイトなんかがミネラルショーとかにありますが、よく見ていくと形は様々で、遠くから同じように見えても種類が多くて、何か集めたくなってしまう時がありますね。

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      ktr

      2024/02/18

      たまには昔を振り返ってみるのもいいですね。
      ただ、買うのはたぶんこれが最後です。
      いちおう区切りをつける意味で買いました。
      アンモナイト自体にはいまでも興味をもっていて、このミューゼオにも頭足類専門の人が現れたので、おもしろく眺めておりますよ。

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