Magazine “Secondhand Daylight”

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続きまして、Magazineのセカンド・アルバム ”Secondhand Daylight”です。この時はメンバーは、Howard Devoto (Vo), Barry Adamson (B), John McGeoch (G, Sax,Kbd), Dave Formula (Kbd), John Doyle (Drs, Perc)で、ドラマーが代わっています。彼等のバイオグラフィーは前回書きましたので、そちらを参考にして下さい。
それで内容ですが、全体にやや落ち着いた印象で、目立つのはベースの音色ですね。Barry Adamsonの演奏能力が高いのもそうなんですが、結構、ベースラインが曲を率いていく曲が多いです。あと、Howard Devotoのヴォーカルについては、少し粘着質なところが弱まっていますし、曲もより複雑になっています。それに伴って、キーボード(生ピアノやシンセなど)が幅を聴かせるアレンジになっています。なので、John McGeochにとってはやや不完全燃焼であったかもしれないですね。ここら辺のアレンジやプロデュース力(プロデュースはColin Thurstonですが、私はこの人のことは良く知りません)が影響しているのしようか? この時代のバンドとしては、似たものがなく、独自の路線であったようですが、今、聴き返しても、そう断言できますね。ただ、彼等の音楽は後進に大きな影響を与えており、ニューウェーブからネオサイケデリア(これがどうも良く分かりませんが)への橋渡しをしたバンドとして、Radioheadなどは、Magazineの名前を挙げています。また、John McGeochのギターは、U2のThe Edge、The SmithsのJohnny Marr, RadioheadのJonathan GreenwoodやThe Red Hot Chili PeppersのJohn Frusciantなどのギタリストには大いには影響を与えたと言われています。またBarry Adamson (B)はこのバンドの後、Nick Cave and the Bad Seedsに参加することになります。
今ひとつ、盛り上がらなかったセカンド・アルバムですが、彼等の進化を探る上で大切なアルバムと言えるでしよう。なので、皆さんもこの機会に聴いてみては如何でしよーうか❗️

A1 “Feed The Enemy” (5:40); Supermags (Back-Vo)
A2 “Rhythm Of Cruelty” (3:05)
A3 “Cut-Out Shapes” (4:42)
A4 “Talk To The Body” (3:33)
A5 “I Wanted Your Heart” (5:08)
B1 “The Thin Air” (4:12); McGeoch (Kbd)
B2 “Back To Nature” (6:46)
B3 “Believe That I Understand” (4:02)
B4 “Permafrost” (5:34)

A4 “Talk To The Body” (3:33)
https://youtu.be/Ta50AmxdYBA?si=WOnUoarVMRIL7wCZ

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLOJWuc3CN302PFvZZ6IgUbWiz7OCTPPUq&si=y0zMJQAMsSBGXB-4

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