The Stranglers ”The Gospel According To The Meninblack”

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The Stranglers。私が最も熱心に聴いていたパンク期のバンドでした、本作品の前の”The Raven”までは!この作品はライブ盤を除くと通算5枚目のスタジオアルバムとなります。そして、これを買ったのも、オンタイムではなく、ずっと後になって、中古レコード店で見つけて、ちょっと買ってみようかな?と言った具合でした。バイオグラフィーは以前に書いたので、ここでは省略します。初め、私は、それまでのThe Stranglersが持っていたベースのゴリゴリの攻撃性と革新的なキーボードの演奏を期待したのですが、見事に裏切られました。でも、それが音楽性と直結している訳ではないので、全く別バンドの新譜として聴くことができます。通して聴いてみて思ったのは、全体的に歌詞と言うかヴォーカルに重きを置いていないなと言う点です。それでいて、白衣の法王に対する黒服の男と言う宗教的対立を企てているコンセプト・アルバムとして作製されたのではないかと言う点は特筆すべきだと思います。録音技術的には、Dave Greenfieldのキーボードの早弾きは影を潜め、Hugh CornwellのVoも押し殺したように呟きになり、Jean-Jacques Brunelのベースも控えめになっていますが、全体の音のバランスとしては上手く纏まっています(あくまでも、この作品だけを聴いた時の印象です)。なお、A1 “Waltzinblack”は今でも、オープニング曲としてライブ直前に流されているようです。前作”The Raven”に”Meninblack”と言う曲が収録されていましたが、その時は、黒服の男が何か得体の知れない組織(宇宙人とかそのエージェント)から派遣されて、突然現れるというコンセプトの曲でしたが、今回はそのコンセプトを前面に押し出したような構成になっています。まあ、それを面白いと取るか馬鹿げているなぁと取るかはリスナー次第ですね。そんなThe Stranglersはどうでしょうか?試しに聴いてみて下さい。

A1 “Waltzinblack” (3:38)
A2 “Just Like Nothing On Earth” (3:52)
A3 “Second Coming” (4:24)
A4 “Waiting For The Meninblack” (3:45)
A5 “Turn The Centuries, Turn” (4:37)
B1 “Two Sunspots” (2:32)
B2 “Four Horsemen” (3:40)
B3 “Thrown Away” (3:30)
B4 “Manna Machine” (3:16)
B5 “Hallow To Our Men” (7:27)

A4 “Waiting For The Meninblack” (3:45)
https://youtu.be/eTEx0GGkoek?si=TeqRhe8QMQfMXklU

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLeWbu4FsCuu6T75dc4RRq4y1p0iyMsY5i&si=6-kx0eBg17NIXIPK

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