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John Gavanti “s/t”
John Gavantiって誰?と訝しがる方もいると思いますが、あの”No New York”のMarsとDNAが一緒になって作った架空の人物であり、架空のオペラ作品なんですよ。参加メンバーは、Mark Cunningham (Mars), Sumner Crane (Mars), China Burg (ここではLucy Hamilton 名義: Mars), Ikue Mori (DNA) and Arto Lindsay (DNA)の他にDon Burg, Artoの兄弟のDuncan Lindsayも参加しています。曲と構想は全てSumner Craneが書いています。まあ通好みの隠れたアルバムですね。それぞれのバンドについては既にバイオグラフィーは書いてありますので、そちらを参照して下さい。で内容なんですが、この作品は、MarsのSumner Craneが書いて歌詞を元にある架空のオペラを無理矢理やったみたい感じで仕上がってます。いきなり、ホーンの不協和音から、歌う訳でもないSumnerが自分の詩を怒鳴るように朗読して始まり、とてもオペラとは言い難い作風になっています。因みにジャケに書いてあることには、Sumner Crane (Vo, G, Piano, Perc), Don Burg (Bass clarinet, Vo), Mark Cunningham (Horns), Ikue Mori (Strings, Perc), Arlindo & Dantaslins (Perc)でプロデュースはMark Cunninghamが行っています。確かに不協和音だらけなんですが、妙に「楽曲」っぽく聴こえるのは、何故でかしようか?編成を見て思ったのは、皆さん、楽器が出来ないと思われてますが、それなりに出来るのでは?と言うことです。Markは今でもトランペットを吹いていますし、Sumnerは元々ピアノ弾いてましたからね。意外だったのが、Ikue Moriさんが弦楽器を弾いていることです。ここでは”No New York”とは違う前衛オペラがコアとして横たわっていると言うことです。ホーンなんかは重ね録りしているみたいですね。それにしても、Marsの時とは全く違うSumnerのヴォーカリゼーションが堪能出来ます。そんなオペラを上映して欲しかったですね。せめて、音楽だけでも聴いてみてちょ!
A1 “Overture” (2:32)
A2 “I Awake” (3:43)
A3 “Down To The Ocean” (0:07)
A4 “On Board Ship” (2:55)
A5 “Gavanti Samba” (4:02); Arlindo Lins & Dantas (Perc)
A6 “Lo! La!” (0:20)
A7 “Oh Ancient Ocean” (1:41)
A8 “New York Blues” (2:25); Ikue Mori (Perc)
B1 “Higher And Higher” (2:14)
B2 “Africa” (2:15)
B3 “Mirror Mirror” (2:40); Don Burg (Vo)
B4 “Venice/Locus Solus” (3:01)
B5 “Gavanti's Lament” (2:48)
B6 “Homeward Bound” (1:18)
https://youtu.be/xUZsm4Ikymg?si=n4ITuK7oyNi-pF6H
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