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Bruce Woolley and the Camera Club “English Garden”
皆さん、知ってますかね、Bruce Woolleyが、”ラジオ・スターの悲劇”を作って、リリースしたことを。と言う訳で、今回、紹介するのはBruce Woolley & The Camera Clubのファースト・アルバム”English Garden”です。1979-1980年と言う短い期間に活動していたニュー・ウェーブ・バンドです。メンバーはBruce Woolley (Vo), Thomas Dolby (Kbd), Matthew Seligman (B), Dave Birch (G), Rod Johnson (Dr)ですが、MatthewがThe Soft Boysに加入した為、Nigel Ross-Scottがベースで加わります。Bruce自身の初のヒット曲は豪バンドThe Studsの”Dancing With Dr. Bop”ですが、英国でのヒット曲は、Bruce/Trevor Horn/Geoff Downes共作によるDusty Springfieldの”Baby Blue”になりoます。このような事から分かるように、Bruceは音楽家と言うよりも作曲家やプロデュース業を元々やっていました。その流れで、最初はBruceとTrevor及びGeoffの3人で1977年にThe Bugglesを結成していましたが、Bruceが自身のバンドをやる為に脱退して作ったのが、このCamera Clubになります。後に”Video Killed The Radio Star (ラジオ・スターの悲劇)”がThe Bugglesによってヒットしたことは周知の通りですが、曲自体は3人の共作になっています。リリースはCamera Clubの方が早かったのですが、全然ヒットしませんでした。そこて、1979年に本作”English Garden”をリリースして、大々的にツアーをやりましたが、このツアーに時間を費やし過ぎたこととレコード会社CBSとの意見の不一致から、セカンド・アルバムのリリースを拒否され、それらのことからパンドは解体されてしまいます。その後、Bruceは、1981年には、Trevorとの共作・プロデュースでDollarの”Hand Held in Black and White”と”Mirror Mirror”と言う2曲を提供。1983年にはBruceの曲”Blue Blue Victoria”がスウェーデンのMagnus Ugglaによってカバーされています。と言うように、1981-1994年の間は表舞台からは身を引き、作曲やプロデュースで音楽と関わっていきます。その後、1994年に、BruceはChris ElliottとAndy Visserと共にThe Radio Science Orchastraを結成し、テルミンを演奏、過去の電子音楽の誕生にインスパイアされたスペーシィーなポップ・ミュージックをやるようになります(これは聴いてみたい❗️)。まあザックリ言うとこんな感じでしょうか。
それで本作品ですが、極上のポップミュージックがたんまり収録されています。それも「UK」のポップスですね。その中でも、”Video Killed The Radio Star”やシングルカットされた”Clean Clean”は特別です。また、インスト曲としてクレジットされている”W.W.9”はあっという間に終わる小曲ですし、”Get Away William”ではウィスパーな女性Voが入っています。ただ、アレンジが当時のメジャー寄りの「如何にもな」感じなので、ここら辺は好き嫌いが分かれるところですね。因みに、共作を頻繁に行なっていたTrevor HornとGeoff Downesは1980年には大御所プログレ・バンドYESにも加入したりしています。また、KbdのThomas Dolbyは1982年にはソロ・シングル"She Blinded Me with Science"で、1984年にもソロ・シングル"Hyperactive!"でヒットを飛ばしますが、彼自身はセッション・ミュージシャンやプロデューサーとしてキャリアを積んでいきます。まあ、それはそれとして、Bruce Woolley and the Camera Clubはもう少し評価されてもいいのでは?と思うのは私だけでしょうか? 因みに、本作品でのメンバーは、Bruce Woolley (Vo), Thomas Dolby (Kbd), Nigel Ross-Scott (B), Dave Birch (G), Rod Johnson (Drs)となります。
A1 “English Garden” (3:00)
A2 “Video Killed The Radio Star” (2:49)
A3 “Dancing With The Sporting Boys” (3:32)
A4 “Johnny” (3:03)
A5 “No Surrender” (3:36)
A6 “Flying Man” (2:50)
B1 “You Got Class” (2:10)
B2 “W. W. 9. Instrumental” (0:49)
B3 “Clean/Clean” (5:23)
B4 “Get Away William” (3:19)
B5 “Goodbye To Yesterday” (3:33)
B6 “Goodbye To Yesterday - Reprise” (2:22)
B7 “You're The Circus (I'm The Clown)” (3:35)
https://youtu.be/IMN9IGBSeQw?si=PhOpvedT3H15CHSF
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