V.A. “Neue Deutsche Post Avantgarde (Uma Amostragem Da Música Alemã Pós-Moderna)”

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これまた、難物をチョイスしてしまった。ドイツのNDWではなく、その頃、同時に出てきたドイツの実験的ロックやその周辺のバンドのコンピで、かつ、このアルバムはブラジルのGoethe-Institut Brazilがレーベルとなって、そのようなドイツの実験的バンドを集めましたと言うブツです。初め見た時に、「何でブラジルのレーベルが独逸のアングラ音楽(ノイズ・インダストリアルはたまた、ちょいポップなものも)のコンピを使ったのか?と謎でしたが、ブラジルのゲーテ協会の絡みであったと言うこととキュレーションをAsmus Tiechensがやっているので納得した次第です。まず、A-1 S.B.O.T.H.I.の約1分の直ぐ忘れてしまうような小曲(多分、何らかのコンセプトかあると思います)で始まります。A-2 Cranioclast : 不思議な通奏低音に軽いメロディのシンセと言うもの静かな曲。A-3 P16.D4 : 発泡スチロールを擦るような音を反響させた、深みのある音響ノイズですが、余りコラージュ的ではないです。A-4 Gerechtigkeit Liga: ループ音で始まり、それにタイトな電子音やサンプリングされた弦楽の音が絡む、中々カッコいい曲で、後半は重苦しいリズムとオーケストレーションを組み合わせた儀式のような曲。A-5: Graf Haufen: ガサガサ言う服を擦り付けた様な音で、効果的なパニングを施した曲。A-6 Mullah: ヴォーカルの入った曲で、ドラムマシンとシンセで構築されたもの。結構かっこいい。そしてB-1 H.N.A.S.: カッコいいベースから始まり、痙攣ギターやテープ音などが絡みついていく曲で、後半はテープ操作が。B-2 Cinéma Vérité: 遠くで聞こえる合唱に金属音の打撃が突き刺さる曲で、独逸人がほぶらきんをやったら?と言うべきユーモラスも聴ける。B-4 Frieder Butzmann & Thomas Kapielski: 色んな音や声が無作為に飛び出してくる曲で単調なノイズ・ギターが曲の屋台骨を作っている。B-5 S.B.O.T.H.I.: A-1と同様に意味不明な音が鳴っている。ってな感じです。一口にNDWからはみ出しと言っても、そのスタイルは様々であると言えましょう。個人的にはP16.D4目当てで購入したのだと思います。しかしブラジル発とは、、、今やWeTransferでデータを入稿する時代なんでさよねー。便利さと何かが交換された様に思えるのは穿った見方でしょうか?因みにブックレットが付いているのですが、全てプラジル語で書かれている為、全く書いてあることが何かわかりませんでしたw

Graf Harfen
https://youtu.be/6TyBnv2pHJQ

Frieder Butzmann & Thomas Kapielsk
https://youtu.be/rghYDBsD5y8

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