Borbetomagus & Shaking Ray Levis “Coelacanth”

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ご存じ、death jazzの筆頭Borbetomagusが、即興ユニットShaking Ray Levis (SRL)と行なったコラボ曲を収めた10㌅ミニ・アルバムです。しかもカラーピクチャー盤で、1000枚限定です。Borbetomagusはいつものメンバーで、サックスにJim SauterとDon Dietrich、ギターにDonald Millerと言う鉄壁の布陣です。対するSRLの方はDennis Palmer (Electronics, Synth)とBob Stagner (Dr)のデュオです。Borbetomagusについては既に書いているので、ここでは、SRLについてちょっとだけ。テネシー州出身の彼等はfree improvisationを実践しているデュオで、アメリカ人として、初めてIncus Records (Derek Baileyのフリー・インプロ専門の英国レーベル)から出したことがある実力者でもあります。John Zorn, David Greenberger, Killick Erik Hinds, Fred Frith, Min Tanaka, Amy DenioそしてDerek Baileyと一緒にコラボライブや録音をしたことがあります。しかしながら、Dennisが2013年2月15日に亡くなっています。
それで、このミニアルバムですが、一言で言うと、3曲ともドンチャン騒ぎですね。ボルビドのテンションの高さに加えて、シンセやドラムが好き勝手にと言うかボルビドに立ち向かうように挑んだ球、どんちゃん騒ぎになってしまったと言う。でも、そこは、それ。ちゃんとセーブするところなどもあってスリリングでもあります。しかし、アメリカの闇は深いわぁ。こんな逸材がいるなんて!因みにピクチャー盤のアートワークはDennisによるものです。書いてある魚がタイトル曲の「シーラカンス」なんでしようかね。もう二度とセッションが不可能になった、この2バンドのコラボライブは本作品でしか聴けませんので、中古で探して下さい。

https://youtu.be/ZWe8jLfIt-k?si=trGhmld_zbCqag0g

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