Pseudo Elektronixx “Helden MCMLXXXII”

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このバンドは、全然、知らなかったのですが、Gorilla Aktivのアルバムを買うついでに、ちょっとだけ視聴して、良かったので、購入しました。後で、小柳カヲル氏の「クラウトロック大全」を見たら、ちゃんと載ってました(流石です!)。Pseudo Elektronixx (シュード・エレクトロニクス)は、独バイエルン州(南部)のErlangen出身のバンド(どうも、Erlangenはバカにされる街らしい)で、その名の通り、エレクトロ/テクノ/ニューウェーブな音楽をやっています。メンバーは、Harry Donhauser (Vo), Gerhard Landes (Synth), Ivo König (Synth), Andy Dorn (B)が基本メンバーで、ヘルプとして、Wolph Arnold (Rhythm-Computer), Thomas Weber (Drs), Michael Sommer (Vo), Michael 'Bölle' Bölcskei (Vo, G)も加わっているようです。彼等は、自身のレーベルPapa Chi Chi Productionsから、数本のカセット作品を1982-1983年の間に出しており、1983年に独自主レーベルRock-Trendから、12インチEP “Rote Gefahr !”を1983年に出してから、リリースが無くなっているので、その後、解散したものと考えられます。その後、2003年に、セルフ・コンピレーションCDR “Rathsberg Revisited”をKabeljau Recordsから再発しており、2019年にも、12インチのセルフ・コンピレーションEP”Lambarene”をWsDPより再発しています。その後、2025年に、本作品も未発表曲でリリースされています。
 本作品は、そんな古い作品では、Harry Donhauser (Vo), Gerhard Landes (Synth), Ivo König (Synth), Wolph Arnold (Software Instrument), Andy Dorn (B), Thomas Weber (Drum Machine)
Olli Ganslandt (Sax: B2)が参加しています。また、本作品収録曲は、1982年-1983年に、Möhrendorfのレコード工場やRathsbergにあったAndy Dorn家の地下室で録音されたものです。そして、どの曲も、軽めのドラムマシンに、シンセたっぷりの上物が乗り、そこにニューウェーブ的なVoが乗っかるスタイルの曲なのですが、クレジット通り、シンセ奏者が2名もいるのが特徴ですね。本作品ではドラムマシンが使われており、その「軽さ」が、このバンドの特色かもですね。その内容はと言うと、スラップ奏法のBも入ったファンキーなA1, 宅録感のある忙しない曲構成のA2, 更には、ムーディーなシンセのイントロからニューウェーブな展開になるB1, やや重め?ながら、軽いシンセの音色とブルージーなSaxの絡みが面白いB2と言う内容になっています。後、少しだけクラシカルなアレンジも聴き処の一つです! なので、再注目されてたバンドということで、エレクトロで、ややクラシカル路線が好みのリスナーさんにはお勧めします!!限定盤なので、入手は困難かもしれませんが、聴いてみる価値はありますよー!!

A1 “Helden”
A2 “Neonstadt”
B1 “Trompeten Vor Jericho”
B2 “Rote Gefahr”

A1 “Helden”
https://youtu.be/CJk_WLv1GF0?si=FvkBi9LfPsPqV-EK

A2 “Neonstadt”
https://youtu.be/ut1-FY_wEc8?si=JpwIrT7yE6C7-spC

B1 “Trompeten Vor Jericho”
https://youtu.be/yKMH_OQNzqk?si=UAWxhfEqLYnyCm8E

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