Brian Eno “Ambient 4: On Land”

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正直、私は余りアンビエント・ミュージックにそれ程興味を持ったことはありません。なので、その提唱者であるBrian EnoのAmbient seriesも、以前にCDを1枚位しか聴いたこともないですし、レコードで聴いたこともないです。まぁ、ノイズ・ミュージックの世界でも、アンビエントはあるにはあるのですが、その手の作品を積極的にも聴いては来ませんでした。と言う前提で、ここに来て、やっとBrian Enoの本作品”Ambient 4: On Land”を購入し、聴いてみようと思い立った訳です。Enoのバイオグラフィーについては、以前にも書いてありますので、そちらをご参照下さい。本作品への流れとしては、独のClusterとのコラボやHarold Buddとのコラボ等から次第にAmbientシリーズに移行してきた先に位置するものと捉えることが出来そうです。それでは、各曲についてご紹介していきましょう。◉はゲストです。

★A1 “Lizard Point” (4:34)は、モアっとした霞のような不明瞭な音を中心に、不明瞭な低音打撃音やSE的電子音或いはは電子持続音が混ざる曲です。
 ◉Michael Beinhorn (Synth), Axel Gros (G), Bill Laswell (B)
★A2 “The Lost Day” (9:13)も、不明瞭な低音に、その奥から時々、SE的電子音やチェロらしき音が緩やかなメロディらしき旋律が薄ら聴こえてきたりする、ややダークな曲で、其々の音は、波のように聴こえます。 
★A3 “Tal Coat” (5:30)は、持続音とあぶくの音とSE的電子音から成る曲で、時々低音や明瞭な高音も入ってきます。EMSを使っているのだろうか?
★A4 “Shadow” (3:00)は、キュルキュルする持続音に、不明瞭な電子音や吹奏楽器音やG?らしき音や女性Voのスキャット?等が現れては消える曲です。
 ◉John Hassel (Trumpet)
★B1 “Lantern Marsh” (5:33)でも、茫漠とした音がゆったりと伸縮し、時々、異なる音色の音も入ってきて、時間感覚が無くなりそうになります。
★B2 “Unfamiliar Wind (Leeks Hills)” (5:23)は、中音域に不定形の持続音が流れる中、時に重低音が挿入されたり、少しだけ妙光が差してくる曲です。
 ◉Felipe Orrego (Frogs on Field Recording)
★B3 “A Clearing” (4:09)でも、ゆったりとした中低音が茫漠と流れ、すこーしだけ音が重なり合い、僅かに盛り上がる部分もあります。
★B4 “Dunwich Beach, Autumn, 1960” (7:13)では、漠然とした電子音の中で、Gの低音を爪弾いていますが、メロディにはなっていません。ディレイも掛けているのかな?
 ◉Michael Brook (G), Dan Lanois (live equalization)

 兎に角、時間がゆっくりと進み、更に時間感覚も延長させられるような音楽ですね。また音の輪郭は常に不明瞭なので、一体、何処にいて何を聴いているのかが、分からなくなりそうです。これが、Brian Enoのアンビエントかと納得しました。積極的に「聴く」音楽と言うよりも「聞こえてくる」音楽ですね。後、裏ジャケに書いてあるのですが、このレコードは、クアドロフォニック・スピーカー・システムで聴いて欲しいと。それで、もう流行は終わったのかもしれませんが、2000年代以降、日本でもアンビエントが流行りましたが、皆んな、過剰な音に疲れたからかもしれませんね。そんなことを考えさせてくれる音楽でした!

A3 “Tal Coat” (5:30)
https://youtu.be/10uVS6ssCxU?si=25qeN8fuXiAzma1s

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nGPxToS0FelseuN1PKsG-Z4ypMtFtaENY&si=ikplQYJsEXtb2ZKg

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