Der Plan “Da Vorne Steht Ne Ampel / Rot-Grün-Tot“

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Der Planとは、その名の通り、「計画」と言う意味ですが、元々は、「世界破滅計画」の意味だったとか。それで、1979年に、Frank Fenstermacher, Moritz R, Robert Görl, Chrislo Haasによって結成され、当初は、The ResidentsとThrobbing Gristleに影響を受けて、デビュー・シングルをリリースしています。その後、GörlとHaasが脱退してDAFへ移り、代わりにDAFにいたKurt Dahlke(通称Pyrolator)が加入し、よく知られた編成になります。彼等は、演芸会のような被り物を使ったライブを行うようになり、各人が「悪魔」,「天使」, 「ロボット」と言う役をこなしていますが、グッと音楽的になり、ATA TAKの前身であるWarning Recordsより、アルバム”Geri Reig”をリリースし、その後直ぐに、本作品でもあるセカンド・シングル”Da Vorne Steht Ne Ampel / Rot-Grün-Tot“で、注目の的と言うか、良くも悪くもNDWの代表的バンドとなります。彼等は、自分達の音楽をElectronic Schlage (電子音的ヒット曲)とかSynthi Popと呼んでいます。Der Planのバイオグラフィーの詳細は、以前にも書きましたので、そちらをご参照下さい。それで、本作ですが、1980年にATA TAKから、セカンド・アルバム”Normalette Surprise”がリリースされ、その個性を強烈に植え付け、彼等独自のElectronic Schlageスタイルを貫いていきます。それでは、彼等のセカンド・シングル”Da Vorne Steht Ne Ampel / Rot-Grün-Tot“を紹介していきますが、先ず、ジャケの絵柄からして、音が分かるようです。では、その音楽とは?

★A: “Da Vorne Steht Ne Ampel (前に信号があります)”は、不思議なリズムトラックに合わせて、コミカル?なVoが乗る曲で、薄らGもカッティングも聴こえますが、やはり、電子音がメインでしよう。最後の自動車の音は「轢き逃げ」か? 
★B: “Rot-Grün-Tot (赤-緑-死)”も、ディレイを掛けたリズムトラックに、ヴォコーダーVoが乗っかってくる曲で、シーケンスも複雑で、B面にしておくのは勿体ない程の良質の実験エレ・ポップです。「Pyrolator節」炸裂で、素晴らしいの一言です。

 A面は、聴いたことある人はいないかも知れない位、彼等の代表曲ですが、両面共に、この時代には聴いたこともないミュータント・シンセ・ポップなので、批評のしようも無かったのではないでしょうか?そんな位、ヘンテコなポップ・ミュージックです。このシングル曲も、NDWを代表する曲だと思います!しかも、その個性が素晴らしく光っています!

A: “Da Vorne Steht Ne Ampel”
https://youtu.be/FrgvaeuoL24?si=5messnH0x2a-gVgf

B: “Rot-Grün-Tot”
https://youtu.be/Fn7qHBPFQbI?si=yxARSonkb-x5RQxI

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