Die Tödliche Doris LP3 “Die Über-Doris” from “Strudelsölle”

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それで、Die Tödliche Dorisのボックスセット“Strudelsölle”の3枚目”Die Über-Doris (ディー・ウーバードリス; 「上ものドリス」?)をご紹介します。タイトルの和訳は難しいですので、適当に書いてあります。この作品には、David Steevesなる人物の話しが関係しているようで、裏ジャケに独逸語と英語で、その人物のバイオグラフィーが書いてあります。それによると、「David Steevesは、1959年にカナダのアイルランド人街で生まれ、New BrunswickのMonctonアカデミック高校を卒業して直ぐに、DoverにあるRobertsonグリーンハウスで庭師として働き始めたとのこと。彼は数々の場所(アカプルコ、ミュンヘン、キー・ウエスト)に旅行し、キー・ウエストで、1年間留まり、ダイビングの練習をしています。1984年に西ベルリンに引越してきて、Frontkinoのベタニア人アーティストの家に居候して、Valerie Carisとパフォーマンスを行って働いています。そこで、彼は、Bahnhof動物園で、色んなことをやっており、その副業も熱心にこなしています。そして今は、彼の将来の妻となるChristine Dreierと一緒に、彼もベルリンKreuzberg地区のオリエンタルバーで、ゴーゴーダンサーとして働いています。」と言うテキストになっています。これに音楽をつけて、独逸語版でA面に、英語版でB面に収録してあります。何だか外国人グループあるあるなコンセプチュアル・ノイズの匂いがしますね。それでは、各面をご紹介していきましょう。

◼️LP3 “Die Über-Doris”

★E1 “Die Über-Doris”は、男性の淡々とした独逸語のナレーションで始まり、そのバックではチープなリズムボックスと恐らく手弾きのシーケンスにシンプルなオルガンの比較的簡素なリフとフリーなクラリネットが絡む曲で、時に手拍子や口笛が挿入されたりします。いつものDorisとはちょっと違って、宅録実験テクノポップのような感触です。
★F1 “The Super-Doris”は、男性の淡々とした英語のナレーションで始まりますが、そのバックの音は、A面と同じような構成ですが、多少こちらの方がオルガンやクラリネットはフリーキーな感じがしますが、大差は無いです。

 このLPには、Dorisに「してやられた感」がありますね。伴奏は同様で、ほぼ独逸語と英語の違いだけと言う内容です。多分、ナレーションは先述のテキストの内容を朗読しているのだと思います。ただB面の方が、若干、オルガンは不協和音が多く、クラリネットもフリーキーです。こうやってリスナーやファンは、Doris達の手の上で踊らされている感じです。こう言うアイデアを実践してしまうところが、Dorisらしいです。やはりDorisは裏切ってくる!と言うところでしようか?

E1 “Die Über-Doris”
https://youtu.be/Cm7XLRoD02k?si=-g0cs_DP-3jt4zz-

F1 “The Super-Doris”
https://youtu.be/p5u9B7ED9eg?si=h-q5pASFJ7I0hYgY

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