Amon Düül “Disaster”

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今回は、Amon Düülの4枚目のアルバム”Disaster (Lüüd Noma)”を紹介します。随分、昔に買ったのと、当時はそれ程プログレに興味がなかったのもあって、内容はよく覚えていませんでしたので、発掘して聴き直してみました。 Amon Düülについてのバイオグラフィーは前回のをご参照下さい。この時のメンバーは、 Ella Bauer, Helge Filanda, Peter Leopold, Rainer Bauer, Ullrich Leopold, Uschi Obermaierの6人です(が、ジャケの中には8人が写っています)。また、私の持っているのは、再発盤なので、オリジナルとはジャケが異なります。それで内容なのですが、どうも傑作ファースト・アルバム作成時のアウトテイク(セッション)を集めたものらしく、全体的にラフな音作りになっています。また、噂では、Amon Düülの活動休止期に、マスターテープを持っていたBASFがメンバーの許可なくリリースしたようです (昔なので許されたのかな?今だったら訴訟ものですね)。とにかく、ザラザラしたギターのリフとバタバタしたドラムが、やたら耳に残ります。A面3曲 (A3”Yeah Yeah Yeah [Zerbeatt]”は56秒の曲)、B面2曲、C面2曲、D面4曲 (D3 “Attitude [Quäär Feld Aus]”も1分の曲)が、収録されており、LP2のC/D面では上記のメンバーにAngelica Filandaが加わった7人編成になっています。噂では、The Beatlesの曲の奇形カバーも収録されているとか?(私には分かりませんでした)。それにしても、A1 “Drum Things (Erschlagzeugtes)”の出だしはめちゃくちゃカッコいいです(ほんの一瞬ですが!)。B面はピアノと打楽器のアンサンブルで中々聴けます。しかしながら、最も音楽的面白いのはLP2C面のC2 “Autonomes (Entdrei)”の2台のドラムのズレっ放しの衝突とそれに被さるパーカッションの乱れ打ちではないでしょうか? まあ、D1 “Chaoticolour (Entsext)”のドラミングと気の無いヴォーカルの組合せやD2 “Expressionidiom (Kapuntterbunt)”のチェロと打楽器の掛け合い(ただし
収録時間は短い)も充分に面白いですが。全体の印象としては、音的な「素材感」がロウな形で提示されている分、Amon Düülのヘロヘロなドラッグ感が出てしまったと言う感じですね。必聴とは言いませんが、Amon Düülの当時のダレたサイケな部分を一度は聴いてみても良いのではないでしょうか‼️

C2 “Autonomes (Entdrei)”
https://youtu.be/6Tg79i9GLhU

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lXnyu23fGiHjk1lujWwYCb8ZJhlSXwAL8

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