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Girls At Our Best ”Pleasure”
皆さんは覚えていますか?この風変わりな名前のグループを!そうです、あのRough Tradeの名コンピ”Clear Cut”に収められていたバンドで、Girls At Our Best (以下GAOBと表記)です。私もそこに収められてた曲が気に入って、アルバムを探していたんですよ。それで多分、1980年代後半にやっと見つけて購入しました。懐かしいので、久しぶりに聴きました。その前にGAOBのバイオグラフィーを簡単に書いておきます。元々、英国Leedsで、1978年に、Judy "Jo" Evans (Vo), James "Jez" Alan (G), Gerard "Terry" Swift (B), Chris Oldroyd (Drs)で結成されたThe Butterfliesが、1979年に、改名して、Girls At Our Best (GAOB)と名乗ったのが、始まりです。このバンド名は、彼等が1980年にDIYでリリースしたデビューシングルのB面の曲”Warm Girls”と関係があるとのことですが、このシングルは、英国インディーチャートで9位まで行きます。しかし、Oldroydは、バンドMusic for Pleasure に加入する為、脱退し、代わりに、 Limmie Funk Limited, Neo, Radio Stars, the Civilians, Cowboys Internationalを渡り歩いていたPaul Simon (Drs)が加入します。1980年11月には、セカンド・シングル”Politics” c/w “It’s Fashion !”を彼等自身のRecord Recordsからリリース、これはRough Tradeが配給しています。ところが、GAOBが1981年2月のJohn Peel Session用の録音を始める前に、Simonが脱退、代わりに、the ExpelairesのDarren Carl Harperが加入し、無事、放送されました。1981年6月には、次のシングル”Go For Gold”が、Happy Birthday Recordsからリリース、インディーチャートで4位に達します。その成功もあって、1981年10月20日本盤に、デビュー・アルバム”Pleasure”をHappy Birthday Recordsからリリースしますが、ドラムのHarperが録音の最中の1981年夏の間、怪我で録音作業ができなくなり、Rod Johnson (Drs)が数曲代打として参加しています。このアルバムには、レーベルとしても初のアルバムだったので、完全版では「Pleasure Bag」のステッカーとハガキが付いていました。このアルバムは英国インディーチャートで2位に、英国アルバムチャートでは60位まで行っています。GAOBは、シングルカットされた”Fast Boyfriends” c/w “This Train”を1981年10月にリリースしますが、1982年に、バンドは分裂してしまいます。その後も、John Peel Sessionの音源などの録音音源がリリースされています、
それで、本作品の内容なんですが、先ず、参加メンバーとゲストについて紹介しておきます。正式なバンドメンバーはJudy Evans (Vo), James Alan (G, Back-Vo), Darren Carl Harper (Drs, Back-Vo), Gerald Swift (B, Back-Vo)で、ゲストとしては、先述のRod Johnson (Drs), Alan Wakeman (Clarinet), Dave Fishel (Piano, Harpsichord), そして何とThomas Dolby (Synth)も参加しています。そして、A面6曲B面5曲で、どの曲も元気いっぱいで、Evansのヴォーカルも伸び伸びとしていて、好感が持てます。ギターもベースもアレンジが最高で、ドラムも2人が別々に叩いているなんて違和感はなく、躍動感があります。また、メロディもキャッチーで、彼等のポップネスが全開ですね。Judyのヴォーカルも透明感があって、コケティッシュで可愛らしいです。個人的には、A4 “Waterbed Babies”はリズムと曲のアレンジがゴーゴーみたいで気に入ってます。B1 “Heaven”は、メロもシンセを使って、アレンジも完璧で名曲ですね。B4 “She Flipped”もコーラスワークも冴えていて、途中のシンセのソロも素晴らしく大好きな曲です。A3 “I’m Beautiful Now”なんかのメロディは如何にも彼等らしいですね。まあ、どの曲も捨て曲無しで、良いんですけどね。しかしながら、このジャケは、日本人の私からすると、ちょっとアンバランスと言うかダサいかなとは思いました。それでも、リリースして、結構売れてますので、やっぱり内容が素晴らしかったのではないでしょうか。なので、このアルバムは、英国ポストパンクから出てきたポップソングに興味が有れば、マスト・アイテムです!
A1 “Pleasure”
A2 “Too Big For Your Boots”
A3 “I'm Beautiful Now”
A4 “Waterbed Babies”
A5 “Fun-City Teenagers”
A6 “£600,000”
B1 “Heaven”
B2 “China Blue”
B3 “Fast Boyfriends”
B4 “She Flipped”
B5 “Goodbye To That Jazz”
“Politics” (アルバム未収録曲/Single)
https://youtu.be/dDjzFIf8pD8?si=3pGjNWEy6kJTsJnt
[original cassette album + other songs]
https://youtube.com/playlist?list=PLH51EWzcnYyMfNVMTTifahGTNXiMo3wdV&si=Pc5Ldb3GAeLDXP7W
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