Heldon “Heldon 2 - Allez-Teia (αλετεια)”

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久々に登場しました。仏のプログレ・バンドHeldonです。今回は、2枚目のアルバム”Heldon 2 - Allez-Teia (αλετεια)”を紹介します。何故、私がこのアルバムをスルーしていたかと言うと、YouTubeでちょい聴きした時に、アコースティックな印象があって、「ん〜何だか、Heldonらしくないなぁ」と感じていたからです。それは、私のHeldonの新体験がアルバム”Stand By”だからかもしれませんね。そんな訳で、今まで購入してこなかったわけです。Heldonのバイオグラフィーについては、散々書いてきましたので、ここでは省略させて頂きます。今回のメンバーは、Richard Pinhas (Mellotron, G, Tape, ARP & VCS3 Synth)とGeorges Grunblatt (G, ARP Synth, Mellotron, Rabat Louckhoum)の2人でやっています。因みに、アルバム・タイトル”Allez-Teia”とは「真・実」と和訳されるらしいですが、併記のギリシャ語も同様の意味なのでしょうか?. 知ってる方がいましたら、教えて下さい。
それで内容なのですが、今回のメンバーを見て頂けると分かるように、ベースもドラムもいません。つまり、リズム隊がいない訳です。とすると、想像出来るように、シンセなどのパルス音以外にリズムを刻む音が無く、全体としては、2台のギターとメロトロンによるインスト曲の印象が強いです。後にドラムとシーケンサーを同期させ、そこにベースやギターで躍動的で狂的なメロディを体現したHeldonを想像すると、何だか物足りない感があるかもしれません。先述のように、メロトロンとシンセをバックに、Robert Fripp的ギター(A1はタイトルがモロ”In The Wake Of King Fripp”です)を弾いており、その音の感触は、如何にもHeldon (Richard Pinhas)的ではあります。また、A4 “Moebius”とB1 “Fluence”の第二楽章(B1b) ”Disjonction Inclusive”とでシンセのパルス音が使われていますが、電子音はそれ程前面には出ておりません。そんな中で、A2 “Aphanisis”とB3 “Michel Ettori”とではアコギの二重奏です。これにはビックリしました!それから、口説いようですが、A3 “Omar Diop Blondin”は、Fripp & Enoに捧げられており、シンセ(?メロトロン?)をバックに、Pinhasがギターを弾きまくっています。良い悪いは別にして、多分、”No Pussyfooting”のような音楽をやりたかったのかなぁ?と想像しますが、それでも、ギターのトーンや弾き方はPinhas的だと分かりますね。Heldonにしては、ちょっと異色なアルバムかもしれませんが、これが、3枚目のアルバムへの足掛かりになって、最終的に名盤”Stand By” や”Interface”へと結実されるのだと思うと、一度は体験した方が良いと思います❗️

A3 “Omar Diop Blondin”
https://youtu.be/OqwPF_LwEFQ

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kk0XnPPSQ6LtpsPAUWQdlOFp2Z4HAjfVk

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