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フクイラプトル Fukuiraptor 日本の恐竜シリーズ1 帰属の迷走の結果がまだはっきりしない魅力のある恐竜

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前期白亜紀のバレミアン期かアプチアン期あたりに現在の福井県のあたりで生息していた中型の獣脚類。化石は有名な北谷層から算出しており、属名が決まるまでは北谷竜とか呼ばれていたように記憶している。北谷層から発見された恐竜はとりあえず発見地の名前で呼ばれていたが、同地域から発見されるいくつかの恐竜に県名である『フクイ』がくっつくようになったみたいだ。
この恐竜は国内最初の肉食恐竜として、初めて全身骨格が復元された。
発見時にはドロマエオサウルス科として扱われたが、当初の記載ではアロサウルス近縁のカルノサウルス類として扱われた。そのうち研究が進んでくると
今度はネオヴェナトルかとも関係のありそうなメガラプトル類に引っ越した。
ところがさらにその後の研究ではすべてのメガラプトル類がティラノサウルス上科に属することが提唱され、あんまり位置づけがはっきりしていない。
要するに福井県の観光産業としても、はやく確定してくれないと困ったんだろうし、発見した学者の方もいろいろ気がせいたんだろうね。
今はどうかというと、はっきりしない。まあ、一般的にはフクイラプトルはコエルロサウルス類のティラノサウルス上科に、お尻の半分くらいは落ち着いていて、あとの半ケツがメガラプトル類としてアロサウルス上科と非ティラノサウルス上科の類にもひかかってるんだね。
お尻の座りが悪いけど、、この絵はメガラプトル類として描いたもの。

現在この恐竜を含め確実に学名記載がされたものを5体ほど描いている。

原画: 3112×1780pix ファイル形式tiff ライセンス販売 Adobestock (jpg) Pixta(png)

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