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- 帝国ホテル・ライト館 「美はディテールに宿る」
帝国ホテル・ライト館 「美はディテールに宿る」
帝国ホテルライト館は「東洋の宝石」と称された。
館内は採光により高窓から陽が降り注ぐなか、光を通す孔のある透し彫りの煉瓦や、彫刻を施した大谷石、繊細なテラコッタが陰影をつくり、独特の神秘的な空間を作り出している。
石でありながら加工しやすく燃えにくい特徴を持つ大谷石。
非常に加工性がよく、ライトの多彩なデザインに適した石材と言える。
一方、焼物の町として古くから知られる常滑に設けた専用工場「帝国ホテル煉瓦製作所」で作られたスクラッチレンガやテラコッタ。
西洋でも東洋でもない独特の建築美はそれらの日本産の素材が相まって表現されている。 まさに「美はディテールに宿る」だ。
帝国ホテルライト館の壁に用いられた、当時としては珍しい黄色いスダレ煉瓦は、「帝国ホテル煉瓦製作所」に技術指導として迎えられた伊奈初之烝たちの試行錯誤の結果、ライトの要望に応えた煉瓦400万個と、何万個もの繊細な形をしたテラコッタが製造された。
帝国ホテルの竣工とともに役割を終えた伊奈親子は、「帝国ホテル煉瓦製作所」の設備と従業員を、伊奈製陶(INAX)に引き継いだ。
(166F INAXライブミュージアムを参照ください)
'24年5月14日(火)まで、「帝国ホテル煉瓦製作所」100年記念展がINAXライブミュージアムで開催されています。
ライト館玄関部分の一部が明治村に、10数年の歳月をかけて移築再建され、今日でも往時の面影を偲ぶことが出来る。
グリーン参る
2024/03/19 - 編集済み0318さん
私も昨年明治村を訪れ念願だったライト館を見てきました。派手さはありませんでしたが誠に心地良い空間で、改めてライトの設計の素晴らしさを実感した次第です。
https://muuseo.com/shinshin3/diaries/180
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0318
2024/03/19コメントありがとうございます。
水平方向への広がりが、ライトのデザインの素晴らしさと受け取っています。
これからも宜しくおつきあい願います
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グリーン参る
2024/03/200318さん
おっしゃる通りライトの建築は、高さを抑えているのに次から次に空間が広がっていく開放感があります。特に初期のプレーリーハウスは傑作揃いで、いつかイリノイに行って見学してみたいと思っています。(個人的にはロビー邸よりスーザン・ローレンス・ダナ邸が見たいです)。
国内にも自由学園、ヨドコウ迎賓館など彼の建築があります。私は見たことがないのですが、0318さんはご覧になったことがありますか?
こちらこそよろしくお願い致します。
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0318
2024/03/20国内には4か所ですね、羽仁ともこの自由学園明日館は観ています。
ヨドコウ迎賓館は是非行きたいです。
シカゴへは行ったたことがあるのですが、
ライトの建築までは意識が届いていませんでした。
それでは、これからも宜しくどうぞ。
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