イスラム・マーケット向けの Novelty clocks

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前段、陳列棚の画像・上段左右の端に、面白い意匠のNovelty clockがありました。

往時、世界の1/5を支配圏としていた大英帝国。
東インド会社を通して、大いに交易をおこない繁栄した。

オリエント・マーケットやイスラムマーケットに向けた交易品には、
それぞれのマーケットの嗜好を反映した意匠を与えた。
マーケットイン志向の魁と言えるのでしょう。

画像は、イスラムのモスクや塔屋の意匠を容どったものです。

左のプラト時計は塔屋の壁面にアラベスク文様(?)が刻まれ、尖塔に果実飾があしらわれている。
右のキャレッジはモスクの形態そのものです。月と星でアラビアンナイトの世界です。
上部のハンドルも月の形です。

左のプラト(デジタル)は2003年9月、平和島骨董市で弓戸さんから購めたもの:8万円。
右のキャレッジは、1978年12月 NOA Antique で購めたもので9.5万円でした。

最後の画像は、JUNHAUS 社製のテーブルクロック

カリッ・カリッと鍵を巻くと天府の歯車が動きだしました・・・・

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