ロックバンド・アートミュージアムとは?

ロックバンド・アートミュージアム(上海外灘美術館)は、ロックフェラーグループにより2010年に上海に開設した現代美術館。
1人のアーティストに焦点を当てた展示方法で、作家の作品を間近でじっくり見られることが特徴的。蔡國強(Cai Guo-Qiang)、ウーゴ・ロンディノーネ(Ugo Rondinone)、フェリックス=ゴンザレス・トレス(Félix González-Torres)、フィリップ・パレーノ(Philippe Parreno)といった国際的なアーティストたちの個展を開催し、現代美術の発信拠点としてアートシーンを牽引してきた。

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「その時はやってきた」。

これは、初代「Apple Watch」発売時のキャッチコピーだ。今や、老若男女がスマートフォンを握りしめ、何千何万の機能を持ち運ぶ時代が到来した。だが、そのはるか以前から腕に機能を集約するということは研究者たちの憧れであり夢だった。

もっとも象徴的なプロダクトは腕時計だろう。時を計るための機能に加え、どんな機能を搭載するかという競争にメーカーは技術の粋を尽くしてきた。

そんな作る側の熱量と偏愛とも呼ぶべきセンスが反映された腕時計を「ギーク・ウォッチ」と命名した男がいる。コレクターのドナルド・ムネアキ氏だ。

氏は南青山にあるワタリウム美術館の地下、「on Sundays」というミュージアムショップの一角に自作のアトリエを構え、そこにずらりと腕時計を並べて販売している。その数はなんと400本以上。

生産国やメーカーの垣根がなく、膨大な量のアーカイブ群から銘品を発掘するのは、並大抵の知識と労力ではできないはずだ。今回、「ギーク・ウォッチ」の背景や魅力について、ドナルド博士(敬意を込めて)に教鞭を振るっていただいた。

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昔から映画や音楽、バイクが好き。でも、「なぜ?」と聞かれると困ったもので。気付いたら考えていたので「好き」、「なぜ好きか」は考えたことがない。本連載では、僕が好きなモノの作り手さんにお話しを聴いて、「なぜ好きか」に迫り、モノが持つ魅力を見つけていきます。

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