ロン・ミュージアムとは?

ロン・ミュージアム(龍美術館)は、中国のコレクターである劉益謙(Liu Yiqian)、王薇(Wang Wei)夫妻が2014年に上海に開館した私設美術館。
現代アートから伝統的な絵画まで、さまざまな展示会を開催しているほか、カフェ、ミュージアムショップ、ホールなどを併設している。3万3000平米の敷地に1万6000平米もの展示面積を誇る。美術館は河岸沿いにあり、船着き場の工場をリノベーションしたもので、石灰用の漏斗がそのまま残っているなど独特な造りで廃工場の面影を残している。

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作り手の偏愛と熱量が溢れ出る腕時計。世にも奇妙な「GEEK WATCH」のお話

「その時はやってきた」。

これは、初代「Apple Watch」発売時のキャッチコピーだ。今や、老若男女がスマートフォンを握りしめ、何千何万の機能を持ち運ぶ時代が到来した。だが、そのはるか以前から腕に機能を集約するということは研究者たちの憧れであり夢だった。

もっとも象徴的なプロダクトは腕時計だろう。時を計るための機能に加え、どんな機能を搭載するかという競争にメーカーは技術の粋を尽くしてきた。

そんな作る側の熱量と偏愛とも呼ぶべきセンスが反映された腕時計を「ギーク・ウォッチ」と命名した男がいる。コレクターのドナルド・ムネアキ氏だ。

氏は南青山にあるワタリウム美術館の地下、「on Sundays」というミュージアムショップの一角に自作のアトリエを構え、そこにずらりと腕時計を並べて販売している。その数はなんと400本以上。

生産国やメーカーの垣根がなく、膨大な量のアーカイブ群から銘品を発掘するのは、並大抵の知識と労力ではできないはずだ。今回、「ギーク・ウォッチ」の背景や魅力について、ドナルド博士(敬意を込めて)に教鞭を振るっていただいた。

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日本が誇るソフビ工房。その手仕事の全て!「シカルナ・工房」

こんにちは、ミューゼオ・スクエア編集部の佐々木です。突然ですが、こちらの写真を見てください。

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職人気質、でもフレキシブルな仕立て屋。 ヴォルテラーノ・岡本圭司さんに会いに。

ファッションライター倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載第3回。今回は都立大学にお店・Vorterano(ヴォルテラーノ)をかまえて服作りをしている岡本圭司さんを訪ねてきました。偶然にも育った地元が同じだという倉野さんと岡本さんの洋服話は弾みます。

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父から娘へ。タグチアートコレクションのこれまでとこれから

タグチアートコレクションの名で知られる、ミスミグループ創業者の田口弘さんの現代アート・コレクション。

現在、蒐集や管理は長女の田口美和さんに引き継がれ、さらなる広がりをみせている。2018年11月時点で、作品数は約470点。

これほどのビッグ・コレクターならば、「いつかはプライベート・ミュージアムを」という思いがあってもおかしくない。

しかし弘さんも、美和さんも、特定の箱(スペース)をもつことは考えていないという。

かといって、コレクションを自分たちだけの楽しみにすることもない。コレクションの質の高さから、美術館などから出品依頼の声がかかることも多く、むしろ積極的に公開をしている。

過去には、タグチコレクションの名を冠した展覧会もたびたび開催され、来年も北海道内の美術館を巡回する予定だ。

父から娘に引き継がれるコレクション。インタビューで、弘さんは、しばしば実業家としての顔をみせながらアート購入時のアドバイスや、現代アートが持つ力を語った。美和さんからは、ギャラリー巡りを始めたころの意外なエピソードが明かされた。