バスミニチュアカーコレクション No.942 ウッド ダイカスケール No.125 日野 RE 名古屋鉄道バス

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名古屋鉄道バスは名鉄バスの略称で知られ、バスミニチュアカーの世界でも中部圏を代表する路線バスとして多くモデル化されています。1914年名鉄バスの源流の一つである尾三自動車が営業を開始、1921年に名古屋鉄道が設立、その後周辺の会社が設立合併など繰り返し、戦時統合により12のバス事業者が合併し、名鉄自動車となり、終戦後の1947年名古屋鉄道が名鉄自動車のバス事業を直営とします。
2004年名古屋鉄道の100%出資により分社独立し名鉄バスを設立現在に至っています。
このモデルは1980年代のモデルですから、名古屋鉄道自動車事業本部時代の名鉄バスのモデル化です。
かつて三菱自動車工業名古屋製作所(のちの三菱ふそう・トラックバス大江工場))があった事と名古屋三菱ふそう自動車販売が名鉄グループにあった事で、当時の名鉄バスのほとんどは三菱ふそう製であり、この日野REのモデルの存在は非常に疑わしいです。
名鉄バスグループの塗色は白ベースに赤のストライプが基本ですが、このモデルは2004年以前の「旧名鉄色」です。他に2005年のみに存在した「新名鉄色」と2006年以降の「新グループ共通色」の3種が存在しています。新グループ共通色は写真のモデルのようにフロントのラインがY形になっておらず、直線的なフロントデザインの岐阜乗合自動車(岐阜バス)のデザインで側面が旧名鉄色のデザインとなっています。
株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ただ、全国のバスをモデル化はしたが、路線バスの車種は日野REの前中扉車か前扉車だったため、後扉のユーザーや日野車を採用していないユーザーもすべて日野REで再現されることになります。
また、他社がシールや近年ではタンポ印刷で再現しているボディグラフィックは、すべて塗装により再現していることも面白い。それに加え旧塗装のまま販売が継続されているモデルもあります。
このモデルは初期のモデルでシャーシもダイキャストであったため、TOYとして作られたモデルとしてはいい味を出していると思います。
1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
その後、ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、ニシキは販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。

このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはウッド ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはウッド、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100

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