Hapalocrinus frechi

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ブンデンバッハの代表的なウミユリの化石。
購入時はなんとなくそれっぽかった黄鉄鉱の輝きが、時の経過とともにどんどん失せていって、いつしか艶消しのくすんだ感じになってしまった。

先日黄鉄鉱の十二面体標本をメラミンフォームでこするということをやって、すばらしい効果をあげたので、このウミユリの標本にも同じ方法を試してみようと思い立った。
結果は、輝きが少し復活したようにも、またたいして変っていないようにもみえる。

いずれにしても、この標本はウミユリの標本としてではなく、母岩であるフンスリュック粘板岩の標本として、私には大切なものになっている。
この薄く切られたスレートに、控えめなウミユリの化石が載っているのが最高にクールでシックだと自分では思っているのだが、あまりに視野が狭すぎるだろうか。

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    trilobite.person (orm)

    2023/05/09 - 編集済み

    ウミユリは好きですが、まるで詳しくはなく、全く気の利いたコメントはできませんが、母岩も含めて実際綺麗だなという、小学生のような感想が浮かびました。
    ブンデンバッハの標本は母岩にも大いに価値があるでしょうから、別に三葉虫でなくとも、一つぐらい何か持っておきたいなと思いますね。

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      ktr

      2023/05/09

      私もウミユリのことはよく知らないんですが、母岩がとにかく魅力的で、大切にしています。
      じつをいうと、この産地の三葉虫はあまり好みでなくて、むしろ周辺的なもののほうに魅力を感じます。
      ヒトデなんかもおもしろいと思いますが、審美的にはやっぱりウミユリあたりが無難かもしれません。

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