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Pyrolator “Traumland”
またまた出ました。Der Planの音楽的頭脳Krut DahlkeことPyrolatorの”何ちゃらLand”シリーズ第4弾「夢の国」です(「トラウマランド」ではないです❗️)。今回は様々なヴォーカルなどのゲストを招いて作製されている点がこれまでのシリーズとは大きく違うところだと思います。また、順メンバーとして、Susan Brackeen (Vo), Joerg Kemp (Vo, Co-mix)とFrank Samba (Drs, Perc, Drs Programming)が名を連ねています。しかも、英語の歌詞で歌っています。また、日本のPicky Picnicもヴォーカル(A6 “You Me”)で参加、ギター (A5, A7 Pete Jekyll)或いはトランペット(A4,A5 Reiner Winterschladen)やフルート(B3,B5でSusan Windsberg)、そして、Der Plan及びATA TAKでの盟友Frank FenstermacherもA5 “Whiteness”でパーカッションで参加しています。彼等以外にも、A8ではGerhard Veeck (Sax), Biber Gullatz (Sax), Wietn Wito (B)でとバンド編成のようにもなっています。歌詞はSusan BrackeenやJoerg Kemp, Kaoru Todoroki, Kiriko Kubo & Yuji Asukaが担当しています。そして、曲の方でも進化がみられます。シンセもデジタルシンセに代わっており、良くも悪くも「今風に」なっています。色んな人がゲスト参加している為か、それまでやや禁欲的てあったPyrolatorの本領発揮とばかりに、弾けた(と言うか、はちゃめちゃに能天気な)曲作りやアレンジをしています。しかしながら、彼はこのアルバムで、「バンド」編成的なことをやろうとしていた訳で、その為に色んなアーティストの力を借りて、仕上げているようです。A2 “The Trophotropical House”のリズムは盆踊りのように跳ねる感じで良いですねえ。なお、再発LP盤にはボートラとして、”Ritual”, “Triggers Of Target II”と”Sao Paulo”がB面に追加されていますが、元のB1をA8にしてちょっと詰め込んでいます。ちょっと変則的ではありますが、欧米のポップミュージックとはちょっとだけ違うPyrolatorが料理した大人向けボッブスはどうでしょう❓きっとハマる人はハマりますから。
https://youtu.be/-ucwMyzlilA
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