Big Black “The Hummer Party”

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ご存知、コレポリ的に駄目な曲ばかりを書いていたSteve AlbiniのパンドBig Blackの初期のアルバム曲などを集めたアルバム”The Hammer Party”を紹介します。Big Blackのバイオグラフィーは以前に書いたと思いますので、ここでは省略させて頂きます。一応、メンバーだけ。結成は1981年でイリノイ州のEvanstonで。メンバーはSteve Albini (Vo, G), Naked RaygunのメンバーだったSantiago Durango (G)とJeff Pezzati (B)で、1985年にはJeffの代わりにDave Riley (B)に代わります。しかし、実はSteveは、このメンバーになる前に一人でB, G,VoとRoland TR-606を使って宅録して、Big Black名義でEP”Lungs”を出していたのです。SteveはBig Blackの後にRapemanと言うバンドをやっていましたが、バンド名がヤバ過ぎて、批難轟々で、特に人権団体からの批判が強く、1年程で解散しています。話しをBig Blackに戻すと、彼等の音楽的特徴は金属質なキンキンしたギターとペースから成り、ドラムの代わりにドラムマシンを使っていることと言えるでしょう。また、Steveの歌詞は殺人、強姦、幼児性愛、放火、人種差別、女性差別といった社会のタブーとされる事象を積極的に扱っています。だからヤバいんですよ。しかもライブではギターもベースもストラップを肩から掛けずに腰のベルトで装着しています。
それで、本作品ですが、初期のEP”Lungs”と ”Bulldozer” の収録曲をコンパイルした内容になっています。それと、毎回そうなのですが、ジャケがどれも暴力や奇形やセックスなどを連想させるもので、これもこのバンドのヤバい一因ですね。それで内容ですが、尖った針金の様なギターてで頭の中にかき乱す様なプレイが全編フィーチャーされており、ベースさえも鋭角的でゴリゴリと言うよりもギリギリと形容されるような音作りがなされており、これがRoland TR-606のリズムマシンのビートに合わせて叩きつけられるという様なサウンドになっています。ただこれを録音した頃(“Lungs”サイド)はSteveが自分の部屋で録音していたこともあるみたいで、ちょっとチープな感じがしていますね。私はCDの方を先に聴いていたので、ちょっと残念な感じです。また、後にはライブ音源でしか収録されていない”Cables”がスタジオ録音ヴァージョンで収録されているのはラッキーでしたね。歌詞はよくは分かりませんが、まだ、それ程のヤバさは無い様にも思えます(実際にはヤバいのかも?しれません)。初期のBig Blackを知りたければ、この作品はお薦めです。しかし、宅録から始まって、ここまで来るとは、、、ある意味、私もやりたかったことなので、凄いと思います(私の場合はThe Bikini Pigsですね)。では皆さん、悪夢の時間です、目を閉じて、Big Blackを聴きましょう!

◼️Lungs
A1 “Steelworker”
A2 “Live In A Hole”
A3 “Dead Billy”
A4 “I Can Be Killed”
A5 “Crack”
A6 “RIP”
◼️Bulldozer
B1 “Cables”
B2 “Pigeon Kill”
B3 “I'm A Mess”
B4 “Texas”
B5 “Seth”
B6 “Jump The Climb”

https://youtu.be/HIGWGh3F-Iw?si=XI1FdF9FdTC9DCVj

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