The Ritual Orchestra and Chants “Tibetan Buddhism”

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私のもう一つのルーツでもある民族音楽シリーズ。その中でも、大のお気に入りの一つが、チベット仏教の音楽です❗️いつもなら、小泉文夫氏のシリーズなんですが、今回はDavid Lewistonによる録音アルバムです。解説はDavidとらLobsang Lhalungpaが担当してます。演奏(?)はインドのHimachal Pradesh州Tashi Jong地区のPal Phuntsok Chokorling寺で、Drukpa Kagyu派の僧侶達によるもので、一言で言うと「凄い」です❗️あと、私は中学・高校6年コースの私立の学校に通っていたのですが、その学校は仏教関係の学校でもあり、中学から6年間、浄土真宗を中心に仏教の授業がありました(勿論、中間/期末テストもある)。その関係もあるのでしようか、何とはなく、染みついているんですよね、仏教関係の事柄が。勿論、日本に伝わって、日本人向けに改良されてきた仏教音楽とは、全く独自の進化を経たチベットの仏教音楽は違いますが、ペースとして、持っているものに惹かれるんですよ。ここで、Drukpa Kagyu派とかチベット仏教の内容について書いてもいいのですが、そう言う知識無しに、純数に「音楽」として聴いて貰える方がよろしいかと思いますので、簡単に音楽的なことだけ。タイトル通りに、使わる楽器は、先ずは声明(所謂、声と言うか念仏?)、そして、リード楽器(gyaling)、太鼓(nga)、ホルン(bubak)、巨大なベル(dungchen)、ほら貝(dungkar)、シンバル(selnyen)、ハンドベル(drulibu)そしてPsychic TVでも有名になったヒトの大腿骨で出来たトランペット(kangling)やヒト胎児の頭蓋骨を二つ使った振り太鼓(damaru)などで構成されています(最近はkanglingやdamaruは代用品になってるそうです)。また、面白いと思ったのは、声明のコンダクターとしてuzayがおり、また、声明と演奏の全てを統括するインストラクターとしてloponがいることです。ここに収められているのは長尺の3曲で、何も密教儀式の音楽となっています。演奏を間違えるとインストラクターの咳払いと共にけたたましい打楽器などの音によって、叱正されるらしく、若い僧侶は大変みたいです。そして、その内容についてですが、正直、このアルバムを聴いた時は、ぶっ飛びました。主に中低音から成るタントラの声明が押し殺したように歌われる中、太鼓などが時に割り込んできたり、またはリズミックに鳴らされたりし、ほら貝やシンバルなどが突然、暴れる様に演奏されたりと、コントラストが鮮明になって続く流れは、異常な程の緊張感があったからです。Psychic TVの時はピンとは来なかったんですが、これはぞくぞくしましたねぇ。やはり、本物は違うのか? また、ここに収められている曲は、逆にCoilやCurrent 93なんかが束になってかかっても、足元にも及ばない位、凄いです。これは騙されたと思って、聴いてみて下さい。本物の”Ritual music”ですから❗️しかも、この録音に参加しているKhamtul Kinpoche氏は活仏としてもコンダクターとしても有名な人物で、多くの信者が拝みにくる僧侶で、そう言う意味でも奇跡の録音と言えるでしよう。

同じ録音はYiuTubeに無かったので、同じ宗派の音楽を
https://youtu.be/en312YYZrgI

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