The Sibelius Edition CHAMBER Music Ⅰ

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ヤン・シベリウスの膨大な室内楽 その子供時代の作曲から未発表の一部、等、ありとあらゆる室内楽曲が網羅されている。弦楽四重奏曲がメインとなっているこのMUSICⅠはピアノ三重奏曲・四重奏曲を集めた6枚のディスク。
シンフォニストであった彼の作曲家としてのエッセンスは室内楽にたくさんのインスピレーションがある。

サンプルに一曲だけ選ぶのも厳しい。さすがのYoutubeにピアノトリオの第2楽章しか紹介されていない。
現在では弦楽合奏にティンパニーが入る形の演奏が主流であり、弦楽四重奏曲としての原曲のシンプルな魅力があまり聞かれない
名曲『アンダンテ・フェスティヴォ』もこのアルバムでは原曲の室内楽としての作品として録音されている。
この曲はサイナトゥサロ製作所からの自社の25周年の祝賀会のために1922年に書かれている。その祝賀会の記念の冊子にはこの曲の総譜が印刷されていた。
この曲には例えばブラームスのような明るい祝典の発想はなく、儀式としての様式の中に宗教的な清廉さが感じられる。曲の最後はト長調の『アーメン』のピリオドとなる。

弦楽四重奏曲での照会は別の音源になるが、こんな風ですね。アラブ系のSQですが冷えた北の空気が感じられます。

https://youtu.be/JJjWSi1EE8M?si=LPr7z3xh4gqAb7vq

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