BlogCats -28 白美(しろみ)お義姉さん

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妖艶。このポーズそのままの写真の存在感が凄かった。特にこの切れ長で斜めに開きかけた半眼の猫立ちのポーズはなかなかの色気。
犬属は基本的にやらない半眼。
出来たとしてもどうしても人との関係上媚びがみえる。狼にはそれがない。
対象を見つめ黒目に信頼と敬愛を載せて訴えかけるのに声を添える。

猫は猫なで声を出すけれど、基本的に半眼の時はやらない。(ふつう眠いからようやく目を半分開けてるときもあるけれどね。)

薄目を開けて様子を見るのではなく、今まで観ていた対象をふと別の気分で眺める時の目つき。

客観性が目に宿る。(次に大あくびをするかも知れないけれどね。)

白猫がやると特有の妖しげな雰囲気を感じる。
目の色は金色がかった緑。
いーねえ。

よっ!お姉さん。

2010.07.30作画
924×942pix  3.32MB tif(pngに変換して展示)

音楽はアレクサンドル・スクリャービンの左手のための2つの小品の第2曲ノクターン作品9-2です。
スクリャービンが1894年にモスクワ音楽院を卒業し、ピアニストとして活動し始めた頃に書かれている。これは在学中の右手の故障によってその後に書かれたものとされていて、例の右手を第一次大戦で失った隻腕のピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインの委嘱によるものではないみたい。

弾いているワイセンベルクは両手で弾けるテクニカルで、キレッキレのピアニストですが、どのピアニストもやるように右手はだらりと下げたまま、重音の連続も即興的な右手のパートも左手のみでやすやすと弾き切っています。

https://youtu.be/PJ57eF_D4qA?si=HlCV4hStIDiDV8Qf


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