「憧憬の地 ブルターニュ」 画家たちを魅了したフランス「辺境の地」

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国立西洋美術館   「憧憬の地 ブルターニュ」 
画家たちを魅了したフランス「辺境の地」

19世紀後半から20世紀はじめにかけ、
モネ、ゴーガンら多くの画家たちがフランス北西端のブルターニュ地方を訪れ、
この地を作品に描きとめました。

ブルターニュをモティーフにした作品約160点を精選。
彼らがこの「異郷」に何を求め、何を見出したのかを探ります。
同時期に渡仏し、パリからブルターニュを訪れた黒田清輝、藤田嗣治といった日本の画家たちにも光をあてる(パンフレットより)

本展では絵画や素描、版画にとどまらず、
画家たちが旅先から送った、あるいは受け取った当時の絵葉書や旅行トランクなども展示されされています。

さて、ポール・ゴーガンの「海辺に立つブルターニュの少女たち」
断崖を背景に、素朴な農民の子供たちが描かれている。
寄り添って手を握り、怪訝そうな視線を投げかけている少女たちのつましい身なり、そして、むき出しの大きく逞しい足には、
「自身の内にも宿る」と言っていた「野生」が象徴されている。
1889年作、 私のコレクションと同年代ですね。

最後にUPされているのは、
「聖アントニウスの誘惑」と題した
1660年代 ダフィット・テニールスの絵です。
常設展に展示されているのですが、なんとも不可思議な絵なのです。

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