Nevadia weeksi

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三葉虫創成期といえる最も初期に発生した三葉虫の一つです。立体的ではなく扁平な広がりがあり、比較的柔らかめのフリルの様な棘が発達しているのが分かります。カンブリア紀の中でも初期の三葉虫ですが、既に完成されたフォルムを有していたことは驚きであり、ネヴァダ州の名を冠するだけの存在感ある姿をしています。デボン紀の進化した種類も良いですが、このようなシンプルな美しさも三葉虫の魅力の一つと言え、カンブリア紀の三葉虫で最も印象的な種類の一つです。

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  • ネヴァダの名を冠するだけあり、大変不気味で素晴らしい種ですよね。
    棘もその不気味さに一役買っているのでしょうが、頭部に対して眼が極端に中央に寄っている事なども、奇妙さの原因なのかなあと感じます。

    私もNevadiaは持っているものの、私のは尾部がちょん切れているので、存在感が半減してしまっています。
    以来、良いものがあったら手を出そうと考えているのですが、これぞという標本に出会いませんね。
    市場で出回る数が少なめでありますが、全体像がよく残った標本となると極端に少ない印象があります。

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      Trilobites

      2020/06/18

      オレネルス系は、種類が多くても一般的には種類が区別しにくい中、初期の三葉虫の中では独自の存在感がありますよね。市場を見ているとポツポツは見かけますが、状態の良い標本は滅多に無いですね。ファコプスの様な硬く強度のある外骨格を有していない初期の三葉虫は、完全体が見つかる確率が極めて低いですね。この種類も新規では採掘できないので、良い標本は、気長に待つしか無いです。

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